青森県黒石市で葛西りまが写っていた作品が【黒石市長賞】が取り消しになった。
夏祭りをテーマにした写真コンテストで入賞が決まっていた作品を取り消した理由について、波紋を呼んでいます。
青森県・写真コンテスト
問題の青森県の写真コンテストは、今年8月に行われた黒石市内の【黒石よされ】の夏祭りの実行委員会が発案したものです。
祭りの最中や関連するものを被写体に撮影された応募作品の中から、厳選して賞を贈るというものでしたが、この写真コンテストは信じられない方向へと向かいました。
黒石市長賞の葛西りまの写真
8月15日に行われた祭りで、葛西りまが祭りに出ていたところを見たカメラマンが、彼女の表情の明るさや楽しむ姿に惹かれて一枚の写真を撮りました。
それを写真コンテストに応募したところ、10月11日に黒石市長賞の入賞が内定しました。
しかし、この写真の被写体である葛西りまは、いじめを苦に自ら命を断っていました。
黒石市長は応募したカメラマンに入賞の辞退を進めて、無かったことにしようという画策をしたというのです。
黒石市長賞の取り消し理由
黒石市長が葛西りまの写った写真の賞を取り消しにした理由として。
・被写体が既に亡くなっている少女だったのが問題。
・亡くなっている少女がいじめを苦にしていたこと。
その様な理由から黒石市長はカメラマンに辞退を要請していたのです。
しかし、いじめを苦にした葛西りまと、夏祭りの写真コンテストの写真の被写体が同一人物であるだけで、二つの事柄は関係はないと感じます。
ならば、多くの写真コンテストの作品で亡くなった人間が被写体ならば、それは黒石市長からすると、作品にふさわしくないということになります。
この問題に対するネットの反応
青森県黒石市市長と元観光協会会長(実名を明かせ)、写真コンテスト実行委員会と葛西りまさんをいじめた加害者とその保護者、りまさんを死に追いやった環境に心から憤怒する。市の残酷な措置により他のいじめ事件より注目度があがったのは皮肉だ。ご遺族の方々負けるな!いじめる奴と隠す奴が悪い!
— リュウ (@overcomes011) 2016年10月18日
葛西りまさんの写真は、いろいろな面で、社会を変えてくれるかもしれないと、俺は思った。
— 宴 (@utage55) 2016年10月18日
葛西りまさんの写真の受賞取消について、被写体の方の背景によって、受賞に相応しいかどうか判断されるのか。どんな人が被写体ならば、受賞に相応しい事になるのか。なんだか気分が悪いわ。
— ほろ (@horohohho) 2016年10月18日
この写真コンテストの入賞取り消しの理不尽さには、非常に解せないというのが大多数の様です。
いじめによって自らの命を断った写真にうつる葛西りまには何ら落ち度もありません。
この黒石市長の対応の撤回が、果たしてあるのかどうかが、今後、注目するところです。
追記
コメントの方、ありがとうございます。
中には情報提供もあり、いじめグループの詳細が書かれたリストもありましたが、それらの掲載は不適切と判断し、修正させてもらいました。
あくまで黒石市長の対応の疑問をテーマにした記事であるので、いじめグループの糾弾や特定を目的とはしていません。
が、個人的な感情としては、提供されたリストを公開したい気持ちになったのは事実であります。
追記の追記・葛西りまが写真コンテストの最高賞に!
本日(2016年10月19日)16時過ぎに黒石市は問題の葛西りまの写った写真を、写真コンテストの最高賞である【市長賞】にするという報道がありました。
つまり、これは黒石市長が前言を撤回したと思って、相違ないと思います。
個人的には最初っからそうしてろよと言いたいわけですが、これも葛西りまへの不当な扱いに心を熱くさせて声や言葉を外に出した多くの方達の力によるものです。
大きな権力の決定を覆すのは、やはりいつの時代も世論ということの証明にもなったと思います。
葛西りまちゃんの遺族の方々も、多少は救われた想いを抱いているのならば良いのですが。
ともかく彼女のご冥福を改めてお祈り申し上げます。
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↳ 高樋憲・黒石市長の写真コンテストの取り消し撤回で更なる炎上騒ぎに!
ご遺族やご本人をなんで天から地ヘ突き落とすような事をするか?
後で取り消すくらいなら内定の連絡なんかするな、と僕は言いたい!
葛西りまさんの写真、テレビのニュースで、初めて拝見しました。
いじめの背景があったと知り、改めて写真を見ると、一生懸命頑張ってる姿に生きる希望を感じました。
笑顔をつなげてあげられないとは本当に残念です。
亡くなったことを知り市長賞という、特別な賞を受賞というこの判断とても素晴らしいと感動しました。
しかし、のちに取り消しとは、りまさんの遺書には、いじめのした子供たちの実名があったと聞き、いじめをした子供の関係者からの反発か圧力をかけたのではと感じました。
いじめ僕目のためにも受賞取り消しを取り消し、きちんと受賞とするべきです。
亡くなった方の写真だからは理由にならないと思います。一番の笑顔の写真をきちんと残してあげるのが生きてきた証しになるのではないでしょうか。
あまりにも酷い。娘と同じ年だ辛すぎる。
*コメントの一部を編集しました。(管理人より)
いじめ自殺の被害者を邪魔者扱い?はあり得ないと思います…。もう一度考え直し彼女の素晴らしく生きた姿を私たちはしっかり胸に刻み、もういじめの悲劇繰り返してはならないと思います。何らかの形でこの写真を大切にして欲しいものです!」尾木ママブログより。
市長賞はダメでも、彼女の笑顔はほんとに素敵だとみんな思ったはず。
きっとこれでは終わらない!
りまさんの笑顔素敵ですね!良い写真です。
いじめによる自殺は本当に悲しすぎます。
主催者の黒石市も写真が受賞して公開されることになれば本人やご遺族のご迷惑になるのではないかと考えたのではないでしょうか?
しかし、現在全てが公表されて、ご遺族も受賞を望むのであれば、改めて考え直しても良いのではないでしょうか。
人は皆がいつかは死ぬ。
何人たりとてそこに例外はない
せめて被写体になったこの子が輝いていた証を踏みにじるような行為だけはやめて欲しい。
撤回の撤回を望む!
本当はいじめられてる、亡くなっただけで受賞消した市長、イジメで周りも止めない、イジメを見てるお前ら、イジメをした本人ら、お前らが逆にいじめられたらどう思う?
この子はやり返すじゃないやり返したら1人に対して数人でくる
日本男児の欠片もない、同じ青森市の人としてこの恨み覚えてろ
取消された時点で又再授与になると思ってた。市長もしっかりしろ。信念を持て、選んだ市民が哀れ。やられ損の世の中、どうして自分をやられた側に置き換えて考えられないのか。話は飛ぶが、虐待もそう、目には目をで裁いて欲しい。