NHK会長の座を巡って、議論が錯綜しているが、次期会長には上田良一が有力であるそうだ。
元三菱商事の副社長であった手腕は、NHKにどう活かされるのだろうか?
上田良一の経歴をメインに紐解いていこう。
上田良一について
上田良一は1949年5月23日に生まれた、67歳の要人である。
一橋大学法学部を経て、三菱商事に入社した後、経営学の学びを率先して行っており、留学も経験。
経営学修士(MBA)の学位を修得した後は、ニューヨークなどの海外勤務をへて、メキメキ、三菱商事内で出世をしていった。
2010年には三菱商事の代表取締役副社長をはじめとする要職に就任し、手腕を振るっていたが、2013年に三菱商事副社長を退任。
翌日にはNHK経営委員会の唯一無二と言える常勤委員に任命された。
上田良一の経歴
・1973年 一橋大学法学部を卒業
・1999年 三菱商事・リスクマネジメント部長になる
・2000年 参与に昇格
・2003年 執行役員コントローラーに
・2006年 北米統括兼米国三菱商事取締役社長に就任に加えて、常務執行役員に昇格
・2009年 常務執行役員コーポレート担当役員
・2010年 三菱商事代表取締役副社長に就任
・2013年 三菱商事代表取締役副社長を退任し、NHK経営委員会委員に任命
・2015年 現NHK会長・籾井勝人の不祥事を調査
上田良一がNHK次期会長候補になっている理由
現在のNHK会長である籾井勝人の評判はガタ落ちであり、ネットでは『辞めろ』コールに溢れかえっている。
それも籾井勝人が過去にNHKの予算を個人的に食い物にしていたり、慰安婦問題で不適切な発言をしたからだ。
上田良一はそんな籾井勝人の不祥事を去年、調査し国会で発表したことに注目を浴びていた。
そして、何といっても三菱商事内でメキメキ手腕を発揮して、出世街道を驀進した実績と、各界に出来た人脈の影響があるだろう。
そんな理由から、上田良一がNHK次期会長に推されているのだろう。
おわりに
籾井勝人が再選されずに退任する見通しが発表され、去年以上に注目が集まっている上田良一。
が、当の上田良一はそんな状況をドライに見つめているようで、記者にはコメントする立場ではないと、クールな発言をしている。
上田良一は寡黙にNHKで只一人の常勤経営委員を務めるスペシャリストと言った立場にいる。
これだけの要人がNHKのトップになったとしたら、それはそれで一般人の我々には、色々と問題が起きそうな気もするのだが、それはまた別の話。