【久留米市】大竹しのぶが演じた福岡看護師保険金事件の犯人の名前とマインドコントロール(洗脳)の方法に迫る!【黒い看護婦】

福岡県の久留米市で起きた戦慄の福岡保険金事件。

 

後に【黒い看護婦】というノンフィクション書籍にもなり、映画化もされて大竹しのぶさんも犯人を演じたことで名前が知られるようになった事件ですね。

 

ここでは黒い看護婦・久留米市福岡保険金事件の犯人・吉田純子がその共犯者たちをいかにしてマインドコントロール(洗脳)したのかをメインにお伝えします。

 

福岡看護師保険金事件の犯人・吉田純子とは?

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福岡看護師保険金事件の犯人・主犯として逮捕されたのは吉田純子という名前です。

 

彼女は同じ看護師学校の同窓生である他、三人の共犯者たちを自分の思い通りに従わせる奴隷に仕立て上げました。

 

吉田純子の犯行動機はただ一つ、お金の為です。

 

お金の為にこれほどの事件を起こすというのは、正直、一般人の我々には考えられないわけですが、その理由は吉田純子の幼少期にあるようです。

 

吉田純子の生い立ちは貧しさと虚栄心に満ちていた

吉田純子は1959年(昭和34年)に福岡県柳川市で出生。

 

自衛官の父親と母親の間に生まれ、後に4歳年下の弟がいる4人家族の家庭環境で育ちました。

 

父親は安定した自衛官の職を捨てて、自動車修理を営む自営業者になりました。

 

が、仕事はうまくいかずに、専業主婦だった母親は内職をしたり、家政婦として働くなりました。

 

父親の商売が芳しくない状態のせいで、吉田純子の家庭は貧しく、あまり良い家庭環境ではありませんでした。

 

学生時代の吉田純子は成績も悪く、虚言癖があった為に、母親に厳しく叱られることが度々あったとか?

 

そのしつけは時に体罰になる位に、吉田純子にとっては過酷なものであったそうです。

 

反対に弟は成績も良く、スポーツマンという爽やかな子供に育ったために、大層、母親に可愛がられていました。

 

父親は短気で、事あるごとに母親に当たり散らしていたようで、それも不満だったのでしょう。

 

母親は吉田純子や弟に夫である父親への不満(特に稼げないこと)をもらしており、それが原因で吉田純子や弟は父親をうとましく思っていたのだそうです。

 

こうした家庭環境が吉田純子の性格に大きな悪い影響を与えたのでしょうか?

 

そんな吉田純子の悪影響が周りの人間に向けられる様になるのは、彼女が高校生になったころからはじまります。

 

吉田純子は学生時代から問題があった

1975年(昭和50年)に吉田純子は私立佐賀女子高校衛星看護科に入学。

 

家庭が貧しかった為に、彼女は奨学金制度を利用して入学したのですが、吉田純子は家族が頼りにならないことに既に気づいており、何と自分一人で手続きをして入学にこぎつけたというのです。

 

ここまでは少女ながら素晴らしい立ち回りが出来ると思いきや、その行動力は同級生たちに向けられます。

 

入学してから3年後に自分が妊娠したと偽り、巧みな芝居をかさねて、同級生たちを信用させて、カンパを募るという詐欺を行いました。

 

後にこれは学校側に発覚して、2か月の停学処分を受けてしまいます。

 

翌年、吉田純子は聖マリア看護専門学校に進学し、ここで福岡看護師保険金事件の共犯者である3人と出会います。

 

当時から3人に影響を与えているリーダー的存在であり、吉田純子はいつも中心にいた女性でした。

福岡看護師保険金事件の犯人の共犯者たち

看護師になる前に学んでいた聖マリア看護専門学校で吉田純子の周りにいた3人。

 

堤美由紀、池上和子、石井ヒト美は供に吉田純子と同じ年齢であり、学生時代から吉田純子に主導権を握られて、金をむしりとられていた関係だったのです。

 

後に共犯者に仕立て上げられて、逮捕される羽目になりますが、彼女たち一人一人について見ていきます。

 

福岡看護師保険金事件の共犯者・堤美由紀

主犯の吉田純子と一番の蜜月の関係にあった堤美由紀。

 

学生時代には吉田に金ヅルにされており、卒業後は同じ病院に勤務していた。

 

看護師時代に男性関係のトラブルに遭い、吉田純子に解決方法を相談した経緯がありました。

 

その後、吉田純子は徐々に堤美由紀を支配する様になっていき、ついには身体の関係まで持つようになりました。

 

福岡看護師保険金事件の共犯者・池上和子

池上和子は夫婦関係に悩んでいた同じ看護師であり、元々は吉田純子と同窓生。

 

学生時代から逆らえない存在であった吉田純子の言うことを無条件で受け入れてしまうという考え方だったようです。

 

吉田純子は池上和子の夫が池上和子と子供を亡き者にしようとしているというでっち上げを信じ込ませました。

 

その結果、自分の旦那を逆に手にかけるという愚行をやらされる羽目になるのです。

 

福岡看護師保険金事件の共犯者・石井ヒト美

池上和子と同様に夫婦関係に多大なストレスを感じていた石井ヒト美も吉田純子に相談してしまったのがはじまり。

 

ここでも吉田純子は石井ヒト美の夫がありもしない金銭トラブルを抱えているとでっち上げます。

 

そして、それを信じ込んでしまった石井ヒト美もまた夫を手にかけるという愚行に手を染めてしまうのです。

 

犯人の吉田純子が用いたマインドコントロール(洗脳)方法とは?

吉田純子は何故、ここまで堤美由紀をはじめとする共犯者たちを意のままにコントロール出来たのでしょうか?

 

後に吉田純子はマインドコントロール(洗脳)の達人とまで一部では言われたようです。

 

彼女は堤美由紀を意のままに操る為にある架空の人物を作り出しました。

 

【先生】と呼ぶ、大物のフィクサーの様な現実に存在していない人物を信じ込ませました。

『先生は何でも解決してくれる。』

『いつもお世話になっている先生へのお礼にお金を包まないといけない。』

『先生に相談すれば、うまくいく。』

堤美由紀が信じて、吉田純子のしもべとなっていき、今度は池上和子も二人の影響を受けて、【先生】の存在を信じる。

 

今度は石井ヒト美も三人の影響を受けて【先生】を信じて、その先生に相談できる吉田純子に逆らえなくなるという連鎖が起きたのです。

 

当然、【先生】などという人間などはおらずに、池上和子や石井ヒト美が受け取った保険金の大半は吉田純子の懐に入っていたわけです。

 

そのお金で吉田純子は高級マンションを借り、堤美由紀や池上和子、石井ヒト美も同じマンションに居住させていたというから驚きです。

 

常に自分の影響下に置いて、他からの情報を遮断させて、自分に依存させるように仕向ける。

 

これが吉田純子が共犯者3人に行ったマインドコントロール(洗脳)の方法なのです。

 

福岡看護師保険金事件の犯人たちについてのまとめ

吉田純子は逮捕される前には共犯者3人たちに『吉田様』と呼ばせて、自分自身の娘の面倒も見させていたそうです。

 

ですが、自分の夫を手にかけた後悔の念に苛まれた石井ヒト美が自首したことで、事件は発覚したのです。

 

その結果、吉田純子は死刑判決をうけて、既に執行されました。

 

池上和子は判決結果が出る前に病気となり、帰らぬ人になり、石井ヒト美は懲役17年の刑に服しています。

 

また、吉田純子と深い関係になっていた堤美由紀は無期懲役の判決を受けて現在も刑務所で刑に服しています。

 

この事件はあまりにもショッキングな内容だった為に、書籍化し後に映画にもなり大反響を呼びました。

 

最後に吉田純子が共犯者の3人に口癖のように言っていた言葉で締めくくりましょう。

人間は嘘をつくが、金は裏切らない

福岡看護師保険金事件の犯人・吉田純子
福岡看護師保険金事件の犯人・吉田純子の顔写真(画像)

 

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