煙石博の息子がつづる冤罪の内容と被害者の女性はどんな人だったのか? 

煙石博は元中国放送のアナウンサーで現在は窃盗の罪により最高裁で争っている。

 

かつて息子がSNS上で綴ったとされる内容が冤罪と目される、この事件の真相を如実に語っていると思われる。

 

被害者の女性がどんな人間で、何故、煙石博を犯人としたのかを見ていこう。

 

煙石博について

【名前】 煙石博(えんせきひろし)

【生年月日】 1946年11月2日

【星座】 さそり座

【年齢】 70歳

【出身地】 広島県広島市

【学歴】 広島商科大学短期大学部

【所属】 元中国放送

【デビュー】 1985年

 

煙石博は中国放送に入社後に【えんちゃん】という愛称で親しまれたアナウンサー。

 

特にラジオパーソナリティとしての実績があり、中国放送で過去28年間にわたり放送されていた【なんでもジョッキー】のメインパーソナリティーを務めたことで知られている。

 

2007年3月一杯をもって中国放送を定年退職し、その後は講演活動などをしていた。

 

2012年9月24日の午前9時20分頃、広島市南区の銀行内で発生した窃盗事件に巻き込まれた。

 

同年10月11日に広島県警に逮捕されたが、窃盗の容疑を否認し続けた。

 

2013年11月28日に広島地方裁判所は、煙石博に対して執行猶予付きの有罪判決を言い渡したが、上告。

 

2017年2月に最高裁で事件は冤罪であったとする弁論をし、判決が見直される可能性が高いとされている。

 

[su_accordion class=”煙石博の事件の全容”][su_spoiler title=”煙石博の冤罪をつづるの手記”] 電車内での痴漢の摘発が十数年前と比べると多くなったように思います。以前は発覚時の恥ずかしさ、裁判での恥ずかしさから泣き寝入りする女性も多かったのでは…。しかし今では、痴漢を許さない社会の確立と警察の努力、検察の努力によって、女性が守られ、安心して暮らすことのできる世の中になったのではないでしょうか。

 一方ではその負の面もあります。無実の男性を「罠にかける」事件も起きています。冤罪です。冤罪を立証するには、莫大な時間とお金をかけなければなりません。会社で白い目で見られ、近所でも白い目で見られ続ける…。たとえ冤罪を晴らしても職場に復帰できない方もいるのではないでしょうか。

 冤罪は痴漢だけではありません。袴田事件や足利事件など、有名な事件が数多く存在します(詳しくは調べていただければわかるかと思います)。

 看護師関連でいうと、個人的には看護師が爪を剥いだのではないかとか、薬剤に関するものとかが印象に残っています。

 こういう事件は、私たちの想像以上に多いのではないでしょうか。警察と検事の一部には、自分たちで描いたストーリー通りに証拠を集め、それに反する証拠は無視する姿勢があるのではないでしょうか?悪質な場合は証拠をメイキングする場合もあることを、つい最近になって私は知りました。

 裁判官は検事の言い分を全面的に信用し、それを判決の理由に生かすという姿勢が強くあるように思われてなりません。起訴されれば99.9%以上が有罪になる日本の裁判は、どこか変じゃないでしょうか?

 特に一審で有罪になれば、二審ではほとんど証拠を洗い直すことなく、そのまま通るようです。二審を行う意味は何なんでしょうか?

 冤罪は私には縁遠いものと思っていました。しかし、現実に事件が起きました。

 煙石博さん。

 彼は広島では有名なアナウンサーでした。私の知人でもあり、私が小さな頃から面倒をみていただきました。もちろん、今でも家族ぐるみで仲良くさせていただいています。その彼が銀行で、置き忘れていた被害者とされる女性の66600円入りの封筒から、支払いの振込用紙を除いて、現金だけを抜き取ったと検察が主張する事件です。

 その証拠として検察が出した防犯カメラには、中を抜き取っている姿は映っていませんでした。さらに元々封筒の中に現金が入っていたという確たる証拠もない。被害者とその母親の証言だけである。彼はすでに退職しており、退職金のうちから500万円を引き出すために銀行に行っていました。裁判ではそれを指摘していない。むしろ、わざと判決文から避けているようにも感じます。

時間経過を並び替えると以下となります。(2012年9月24日月曜日)

① 9時20分44秒頃から22分04秒まで、被告人は記帳台の上で作業

② 9時22分07秒、記帳台にあった白い物体をつかみ持ち去る
 被害者の白い物体とほぼ同じ形状だけど、何かはわからない。

③ 9時22分30秒頃 右手をズボンのポケットに手を入れる。ATMコーナーで記帳。
9時22分36秒左手に掴んだ小さな物体を、着ていたシャツの左胸に接触させる

④ 9時22分59秒 ロビーに戻り行員に何かを渡す(白い封筒は手にはない)

⑤ 9時23分49秒~24分01秒まで記帳台の上に右手を上に置いて立っていた
(白い封筒は確認できない)

⑥ 9時36分10秒頃、銀行員が封筒の置き忘れに気付く。中にあったのは振込用紙2枚だけ。66600円の現金はなかった。
 

以上の行動は1秒ごとに、不鮮明ながらも防犯カメラに残っていました。

 検察のストーリーは、
被害者の置き忘れた現金と振込用紙の入った封筒を取り、どこかに隠した。そして防犯カメラの死角に入って、現金66600円だけを抜き盗った。その後封筒だけをきれいに折りたたんで、振込用紙は折りたたまず、元の置き忘れていた場所に戻した。

 

 封筒を取ったとされるカメラの映像もない。逆に煙石さんは、不鮮明な防犯カメラの映像を鑑定してもらいました。お願いした鑑定人は公平な立場の鑑定人です(実績もあり)。これは証拠として採用されました。鑑定結果によれば、置き忘れた被害者と煙石博氏の手との重なる位置はない。つまり封筒に触れてないことになります。現金を抜き取っている画像もない。検察の指摘通りなら、封筒に指紋が残るはずですが、それもない。

 …果たして、検察の言うことは論理的に正しいといえるでしょうか…?「~だろう。~かもしれない。だからお前が犯人だ!」
こんな稚拙な推理を初めて聞きました(笑)

 

 また、ストーリーも無茶苦茶な感が否めません。封筒から現金だけを抜き取り、丁寧にも中に入っていた振込用紙には折り目を付けないように扱い、封筒だけを三つ折りして、元の位置に戻した!?防犯カメラが設置されている銀行内で、しかも周りには煙石さんを良く知っている知人、友人のいる中で…。

 どんな手品師でしょうか??私の知っている限り、煙石さんは手品をしません(笑)
 

  これで有罪になるとは!

  煙石さんは今、最高裁に向けて頑張り続けています。現在、有志の方々も煙石さんの無罪を勝ち取るために多方面で活躍をしています。私も遅ればせながら署名活動に協力させていただいています。

 今回この場を借りて記載したのは、少しでも多くの方々に今起こっている状況を知ってほしいため、次は自分たちも冤罪の被害にあう可能性もあるためです。

 

 正しい目で、正しい判断をしてほしい。それが私の願いです。

 

 そしてこれを読んでくださった方にお願いいたします。少しでも多くの人に、今起きているこの現状を伝えてください。署名を強制するつもりは全くありません。ただ知ってほしい。

 ご協力をお願いいたします。 [/su_spoiler] [/su_accordion]

 

この様な具体的な検察側の冤罪があったことを示すかのような手記も公開されている。

 

煙石博の息子が冤罪について・・・

煙石博の息子がかつてSNS【MIXI】上に自身の日記をつづっていたという。

 

その内容によると、煙石博は銀行の記帳台の前に並んでいたそうで、後述する被害者の女性の後ろにいた。

 

被害者の女性が台に現金を置き忘れたようで、煙石博が記帳台を使ったときにそれを手にした様だ。

 

そこに警察がやってきて、煙石博が任意同行を求めてやってきた。

 

煙石博はこの任意同行を拒否したために、逮捕されたという。

 

煙石博の息子の意見では、素直に任意同行をしておけば良かったということであり、父の煙石博に対してはゴネて事を大きくしてしまって情けないとつづっていたという。

 

これは個人的な考えだが、煙石博が何故、当時、任意同行に応じなかったのかは分かる気もする。

 

社会問題にもなっている痴漢冤罪の件において言われていることは、犯罪をおかしていないのに、警察に連れていかれたら最後。

 

警察はあらゆるプレッシャーをかけて、自供を促す行為をしてくることが分かっている為に、任意同行に応じない姿勢が極めて冤罪を防ぐには極めて有効と言われている。

 

煙石博は痴漢犯罪ではなく、窃盗犯罪であり、これは当てはまららずに結果的に誤認逮捕という可能性が高い状態になってしまった。

 

が、この姿勢は決して間違ってはいなかったと感じる。

 

煙石博の被害者の女性とは?

冤罪の可能性がある事件になってくると被害者の女性はどんな人だったのかに焦点があたる。

 

当然ながら被害者の女性に関して、分かっていることは市内に住み、事件のあった銀行を普段から利用している一般市民であり宮澤という苗字の女性の様だ。

 

職業がOLなのか主婦なのかも公開されてはいないようであるが、決して被害者の女性も煙石博を冤罪に陥れようとしていたわけではないだろう。

 

ATMの記帳台に現金・66,600円を忘れてしまったという当時の心理状態は、何かに慌てていたのだろうか?

 

普通の一般市民にとって、66,600円といえば大金である。

 

その現金が無くなったことで、事件は煙石博を巻き込んだ冤罪と目される事件を発生させたのだ。

 

そもそも、そんな大金を何故、ATMの記帳台に忘れてしまったのかにも、一抹の疑問がわくのだが・・・。

 

おわりに

煙石博の事件は冤罪とする可能性が大と見られており、無罪を勝ち取る動きを見せている。

 

息子の記した記述からみても、明らかにタイミングの悪い状況に巻き込まれて、完全な冤罪被害者であったことが見て取れると感じる。

 

被害者の女性がどんな人かの情報が全く分からないのも、検察側に完全に守られている為であるし、それはある意味、妥当なことなのかも知れない。

 

しかし、こうした犯罪でもっとも憎むべきものは、甘い汁だけを吸って逃げおおせている人間がいたという事実だ。

 

今回の事件でいうならば、問題の現金66,600円をせしめた人間がいるということだ。

 

その人間が出てくることはないと感じるが、この様な事件の被害者になる可能性は誰にでもあるという恐ろしい話だ。

 

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