大阪養子縁組連続殺人事件は2010年に起きた保険金詐欺に絡んだ事件である。
テレビ番組【奇跡体験! アンビリバボー】で特集されるようで、テレビでは明らかに放送出来ない部分をチョイスして記していこう。
犯人の宇野ひとみと佐々木一幸の写真と供に、事件の概要を見ていこう。
大阪養子縁組連続殺人事件とは?
この事件は複数の保険金詐欺事件が合わさり総称として名付けられた。
主犯格として後に懲役刑が確定する女性を中心に、人数を増やしていった保険金詐欺集団の犯行であった。
その犯人の名前は宇野ひとみ。
宇野ひとみは2003年に夫となる男性と結婚。
この頃から詐欺で稼ごうとする為の仲間を作っていた。
2007年に宇野ひとみの夫が2年前に養子縁組した義父を、交通事故に見せかけて亡き者にし、保険金をせしめる計画を立てた。
この計画は未遂に終わったものの、養父は重傷を負い、夫が保険金・約4000万を詐欺することに成功した。
2008年5月には宇野ひとみと夫、仲間の入江夫妻が車2台を使って、自作自演の交通事故を起こした。
この偽装事故で540万円を保険会社からせしめることに成功。
同年10月、宇野ひとみが経営する飲食店で働いていた実の母が階段から落ちて亡くなった。
約2300万円の保険金が宇野ひとみの懐が入った。
警察の検分が入ったものの、事件として立件出来ずに事故処理がされたという。
犯人・宇野ひとみ達の犯行はとどまることを知らない
2009年には2年前に交通事故を偽装して亡き者にしようとしたが未遂に終わった夫の養父が再び標的に。
養父は今度は逃れることが出来ずに、命を奪われた。
宇野ひとみの夫は知り合いの暴力団員に頼み、遺体を分けて、山や自宅の敷地にそれぞれ埋めて遺棄した。
2010年には宇野ひとみがネットゲームで知り合った津由子さんを養子縁組を持ちかけて、養女として自宅に迎い入れた。
津由子さんは宇野ひとみの夫が経営する会社で働いていたが、密かに津由子さんには2000万円以上の生命保険がかけられていた。
しかし、津由子さんは養子縁組を強くするめる宇野ひとみ達に不信感を抱いて、実家に避難し、警察にも相談していた。
更に、生命保険がかけられている会社と連絡をとり、本人ということで保険の一部を解約している。
宇野ひとみは津由子さんに戻ってくるように説得を試みたが応じなかった。
しかし、津由子さんは宇野ひとみの知人である佐々木一幸と連絡を取り合っていた。
が、佐々木一幸は宇野ひとみの夫に弱みを握られていた。
佐々木一幸が実は2008年に起きた宇野ひとみの母親を階段から突き落とした実行犯だったのだ。
結局、津由子さんを連れ戻し、挙句、彼女の命を奪うことまでさせられたのだ。
津由子さんは考察されて、高槻市にある淀川に遺棄されたが、2010年4月29日に発見されて、そこから宇野ひとみ達に捜査の焦点が絞られた。
翌月の19日に京都府の路上に停車していた乗用車の中で宇野ひとみの夫が発見される。
練炭をつかって自殺をしていたのだ。
芋づる式にこれまでの宇野ひとみと夫が起こした事件に加担した者たちが逮捕されていき、事件は終結した。
大阪養子縁組連続殺人事件の犯人たちの顔写真画像など
この連鎖事件に関わった犯人たちの数は多いものの、顔写真や画像などは主犯の宇野ひとみ(上)と、宇野夫妻に弱みを握られて犯行に加担してしまった佐々木一幸(下)のものしかない。
氏名が公開されているのも、詐欺の実行犯で被害者の死体を遺棄した入江誠、宇野ひとみの夫の養父の死体遺棄をした詫間良治くらいしかいない。
宇野ひとみと、自殺した夫に、弱みを握られて犯行を手伝わされたから、実名の公開や顔公開などに規制が入っていたと思われる。
だが、佐々木一幸は殺人の実行犯でもあるために、それは通らなかったようだ。
大阪養子縁組連続殺人事件の犯人たちの判決は?
主犯である宇野ひとみは2013年に懲役23年の有罪が確定。
実行犯である佐々木一幸は懲役20年の有罪、控訴するも棄却され実刑が確定。
グループの一員である入江誠は懲役3年4カ月が確定。
入江誠の妻も犯行に加担しているが、詳細は不明である。
その他の逮捕者の情報は不明である。
尚、練炭自殺した大阪養子縁組連続殺人事件の真の黒幕である宇野ひとみの夫は、容疑者死亡の為に書類送検のみであった。
宇野ひとみの夫と知り合いであり、養父の殺害と死体遺棄を手伝った暴力団員の詫間良治の判決は懲役22年。
アンビリバボーで大阪養子縁組連続殺人事件が特集される
2017年8月10日に放送されるフジテレビの人気番組【奇跡体験! アンビリバボー】で、今回、取り上げた大阪養子縁組連続殺人事件が取り上げられる。
が、再現ドラマなどが交り、犯行の手口や詳細などは具体的に公開されるが、犯人の名前は仮名で伝えられ、顔写真画像などは放送されないと思われる。
よって、より緻密な事件の細部に至る詳細はここでは取り上げず、あくまでテレビ放送禁止に値する箇所を重点的につづってみた。
事件の細かいところまで知りたい方は、放送されるアンビリバボーでおさえておくとよろしかと思われる。