豊田商事と言えば、30年以上前に崩壊した一大詐欺グループの総本山。
マスコミの面前で豊田商事・永野会長が二人組の男に命を奪われたことで、後世にまで語り継がれる事件となった。
そんな中、あるテレビ番組で豊田商事と繋がりがあったゼネコンのAという会社が、どこなのか?という疑問が多く持ち上がった。
この疑問をテーマに今回はお届けしようと思う。
豊田商事とゼネコンA社
2017年6月29日、テレビ番組【奇跡体験!アンビリバボー】で豊田商事がテーマとなった。
その際、番組内では豊田商事と繋がりのあった大手ゼネコン会社を取り上げた。
番組内ではゼネコン会社の名前をAとして取り上げたわけだが、放送終了後、『このA社は、どこなのだろう?』という疑問が浮上。
当時はYahooの中に急上昇ワードというランキング形式の一覧表があった。
そこでも『豊田商事 ゼネコン』と、いうキーワードが上位表示されていた。
既にネット上では、テレビで取り上げたゼネコンA社の判別はついている。
豊田商事と関係があったゼネコンA社はどこ?
ゼネコンとは?
元来英語の「General Contractor」の略称であり、元請負者として各種の土木・建築工事を一式で発注者から直接請負い、工事全体のとりまとめを行う建設業者を指す。日本語では総合建設業(そうごうけんせつぎょう)に該当する。
引用:Wikipediaより
大手ゼネコンの定義として一年の売り上げが約1兆円を超えて、日本における建設完成工事高上位5社が、大手ゼネコンと称される。
大手ゼネコンといえば、現在は『鹿島建設』『清水建設』『大成建設』『大林組』『竹中工務店』の5社に該当する。
当然、テレビ番組で紹介された豊田商事と関係があった大手ゼネコンA社は、この5社のどれにも属していないし、該当していない。
しかし、1980年当時、A社は間違いなく大手ゼネコンであった。
A社の歴史は古い。
昭和初頭、現在も東証1部に属する135年も存続している建設会社から独立したA社。
A社の会長は出身地を地盤に国会議員になり、現在は廃炉となった原子炉の建設と原子力発電所の建設によってA社を巨大化させることに成功する。
1980年代になり、海外工事を積極的に手掛けて、日本の並みいるゼネコンの中でも、売上高1兆円を超す程の大きな仕事をしていたのだが、バブルが崩壊してから経営危機に陥った。
バブルが崩壊してから約20数年後に、経営危機からの再建に区切りをつけて、現在は順調に業績を上げている。
このA社は現在も存続しているが、大手ゼネコンではなく、準大手ゼネコンという位置づけである。
豊田商事と関係のあったA社の名前
残念ながら詳しい社名を明かすことは控えさせてもらう。
何故ならば、既に1985年のA社と現在、経営危機を乗り切って再建して業績を上げているA社は、名称が同じであっても別会社といってもいいからだ。
豊田商事が話題に上がる度に、大手ゼネコンのA社がどこなのか?と、いう疑問に答えることは間接的に罪のない会社を傷つけることになってしまうからである。
しかし、インターネット上には、過去の豊田商事とA社の関係性を鋭く切り込んでいる記述が、複数、現存している。
その一部を引用させてもらう。
6月に放送されたアンビリーバボの放送では のゴルフ場建設に関して販売を担当した グループ(現在不明)らも含めて関係があったようです。TVで報道されなかったのは、取材が出来てなかったのではないかと思います。当時は豊田商事の経営が怪しくなってきた時、 が豊田商事を助けるために加担したとも言われています。そもそも(ゼネコンA社= )のようです。…過去にNHKのプロジェクトXでも放送していましたね。それと が工事代金をして払った代金を( が)全額返金したとも言われています。詐欺会社で警察に捜査されている会社から工事代金といえども受け取ったとなれば(一味)と思われますので、それを払拭したかったのではないですか。 は当時と比べ、事業縮小して今でも営業しています。
実際に豊田商事と当時の大手ゼネコンとの癒着を報じたのは、アンビリバボーだけではないことがお判りになる記述である。
出来るだけ読者様たちの求める答えを記したいところだが、これが現状では精一杯である。
インターネット上の同じ様な有志の中では、A社はどこなのか?の、実名を鋭くコンテンツ上につづったことにより、削除されている痕跡があったりする。
今なお、豊田商事の事件というのは、A社にとっては、過去の傷跡として看過できない事柄の一つであると思われる。
おわりに
豊田商事と繋がりのあった大手ゼネコン会社のA社は、どこなのか?と、いうことをテーマにつづった。
残念ながら具体的な実名を明かすことは、前述した理由により控えさせてもらうが、すぐに特定は可能である。
個人的に思うことは、例え同じ会社名であっても、会社というのは人が作っていくものであり、10年も経てば、既に経営者も変わった別の会社であるなんてことも少なくない。
ならば、過去は過去として名前や屋号が同じであっても、ひた隠しすることなんかはないのではなかろうか?と、感じる部分もある。
何故ならば、ずっと営業を存続させているということは、ここで言うのであればA社の仕事ぶりを認めて、求めているニーズがあるからである。
過去に起きたことは仕方がないが、大事なのは未来であるのだから。
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