漫画家のしげの秀一が新連載を発表した。
かつて大人気漫画となった【頭文字D】以来の車漫画を再び描くということで、ファンは奮起していることだろう。
【頭文字D】の代名詞・86は、しげの秀一の最初の愛車であったようだが、果たして新連載の漫画にも登場するのだろうか?
しげの秀一について
【名前】 しげの秀一
【本名】 重野秀一(しげのしゅういち)
【生年月日】 1958年3月8日
【星座】 うお座
【年齢】 59歳
【出身地】 新潟県十日町市
【血液型】 A型
【学歴】 新潟県十日町市高等学校
【デビュー】 1981年
しげの秀一は高校生の頃から、同人誌で創作活動をしており、漫画家・ひおあきらに見出されて、アシスタントとなった。
1981年に【増刊少年マガジン】で、掲載された【おれたち絶好調】でデビューした後、自身の初のヒット作・1985年の【バリバリ伝説】で講談社の漫画賞を獲得。
1995年には空前の大ヒットを記録した伝説の走り屋漫画【頭文字D(イニシャルディー)】は、全48巻刊行され、18年もの長期連載漫画となった。
2015年から連載していたセーラーエースは、2017年4月3日の【週刊ヤングマガジン】18号にて最終回。
そして、今年夏の新連載漫画の発表を行い注目を集めている。
しげの秀一は病気だった?
しげの秀一は前述した大ヒット漫画【頭文字D】の連載時期に2回の休載をしていた。
ファンなどからは、病気にかかったと囁かれており、当時の発表にもそれを匂わせる発表があったそうだ。
しかし、編集部が後に、しげの秀一の休載の真実を暴露していた。
しげの秀一は病ではなくネタ切れですよ
本人は連載最終回にしたがっていますが
マネージャーが40巻まで頑張れといっていますだから最近クルマのシーンがながかったり
「ガガッガガガガッガガガ」
とか
「シャキーーーーン」
とかなんですよ。
大ヒット漫画家としては、飛ぶ鳥を落とす勢いだったしげの秀一の黒歴史と言ってもいい過去の真実だ。
しかし、ネタ切れに関する苦悩も、漫画家だけではなく、作家の特有の一種の病気であると言えよう。
生みの苦しみという言葉があるが、生めない苦しみというのも、精神を患う一種の病気と言ってもいいからだ。
次はしげの秀一の愛車などについて触れてみよう。
しげの秀一の愛車・86が最初の・・・
しげの秀一が【頭文字D】の主人公・藤原拓海の愛車として登場させた86。
実はしげの秀一が初のヒット漫画である【バリバリ伝説】で、最初の印税で購入したのがトヨタ・86であったのだ。
何故、記念すべき最初の印税で、愛車を86にしたのかという理由は、あまりにも意外な理由だったのだ。
―『バリバリ伝説』の印税で買ったのがハチロクだったとか?
他にもいろいろ書いたんですけど、
当たらなかったんです(笑)。成功したのは2作品だけなんですよね。
漫画家やる前は貧乏学生だったし『バリバリ伝説』がある程度売れて、
初版の印税でまとまったお金が入った時に、
クルマが欲しくて後先考えずに買っちゃったんですよね。当時は狭いアパート暮らしでした。
僕、住むところはなんでもいいんですよ。
僕の知り合いには高級住宅街に豪邸を建てたがる人もいますけど、
今も自宅はマンション暮らしです。―ハチロクを最初のクルマとして選んだ理由はあるのですか?
その当時はあんまり考えてなかったんです。
クルマに関する知識もなかったし、
オートバイと違って雨でも平気だし、
当時付き合っていた彼女とドライブするのに会話もできるし、
要は何でもよかったんですよ。そういうナンパな理由で(笑)。
ただ、
どうせ乗るならオヤジ臭いセダンとかよりスタイリッシュなクルマがいいかな、と。いろいろ物色していた時に、
いつもバイクで走っている目黒通り沿いにトヨタオート店があって、
ちょうど新型のスプリンタートレノがモデルチェンジしたってノボリが出てたんです。そんなに高級車じゃなければ買えそうという目途が立っていたのでフラっと店に入ったんですよ。
その時のスプリンタートレノAE86がスタイリッシュでカッコ良かったんですよね。
そんなに特別高くないし、
いいかなって。引用:【GAZOO 2015年11月29日・しげの秀一インタビュー】より
特に深い理由ではなく、殆ど思いつきであったというのだ。
しかし、この86が後に日本中の走り屋の魂に火をつけて、空前のハチロクブームを起こすことになるとは、しげの秀一は思いもしなかったろう。
おわりに
しげの秀一が新連載をスタートさせるということで、再び愛車・86の登場を期待しているファンも多いのではないだろうか?
最初の印税で買った思い付きの86が、今では走り屋が乗る伝説の車と認知されてるのは、紛れもなく、しげの秀一の功績によるものだ。
今夏に発表する自動車漫画は、ヒット間違いなしと思われるが、今度はある意味、病気といえるネタ切れを起こさない様にして欲しいものだ。