レベッカ(REBECCA)の曲に、【MOON(ムーン)】という曲がある。
同バンドのヒット曲・フレンズやラズベリードリームと比べて、ある意味、この曲が一番、有名であるといってもいい。
何故ならば、これは心霊の声が収録されているとして、昔から囁かれているのだ。
レベッカのムーンについて
レベッカの問題の楽曲である【MOON(ムーン)】は、1987年11月18日にリリースされた。
フレンズの大ヒット以降のシングル曲としては、他の楽曲と比べるとセールスは奮わなかったが、名曲として認知されている。
時に心霊などのオカルトコンテンツが当時、ブームになりだした頃に、徐々に囁かれる様になっていったのが、ムーンの楽曲内に聞こえる声である。
レベッカのムーンの『先輩』は誰の声?
レベッカのムーンは4分40秒の楽曲である。
2分14秒あたり、Bメロに入る直前にムーンとコーラスが入り、『こわしてしまうのは・・・』に続くのだが、間に『先輩』という様に聴こえる言葉があるのだ。
あくまで先輩という様に言われてみれば、聴こえないこともないという感じである。
ムーン こわしてしまうのはというNokkoの声にかぶせて入っている先輩という言葉は、誰の声なのかということだが、個人的にはこれはNokkoの声に聞こえる。
ただ、他の部分には同じ様に挿入されていない為に、不思議なものであると未だに語り継がれているのだが・・・。
レベッカのムーンは心霊モノとしても有名に・・・
1990年あたりは、心霊ブームがテレビメディアなどで起こっていた。
その際、心霊写真や心霊音声なども、こぞって紹介されていたわけだが、必ずそれらと同じ形で紹介されていたのが、レベッカのムーンであった。
心霊の声が入っていたという様々な楽曲の中にも、確かに理解不可能な代物がある。
だが、レベッカのムーンに関しては、心霊の声とするには、決して恐ろしくも感じなければ、違和感すら感じない。
何故ならば、先輩という風に聞こえるだけであり、あれはNokkoの声にしか聞こえないからである。
当時、ファンの間では、亡くなったNokkoの後輩の声だと噂されていたが、問題の心霊の声とされる音声が先輩と聞こえるからという安易な理屈からだ。
後に2000年代に入り、とある番組の企画で、こういった心霊の声が入っているという楽曲の科学的検証が行われた。
その際に、その殆どがコーラスの消し忘れや意図的にいれたものであるということが分かっている。
よって、心霊というものとは全く関係がない音の一つでしかないようだ。
おわりに
レベッカのムーンは今、聴いてもフレンズと同じ様に名曲であると個人的には感じる。
だが、ムーンを知った理由というのも、実は先輩という心霊の声が入っているということだった。
しかし、実際に聴いてみると、これが何故、怖いのか?と感じるし、そもそも問題の声も先輩と言っている様には聴こえないのだ。
誰もこれが心霊の声であると話題にしていなければ、ムーンはオカルト的に有名になってはいなかったであろう。
やはり、それも時代が作り出した虚構であったと感じるのだが。