欲望がない人間の末路! それが無ければ待っているモノは・・・

これまでにも『欲望』という人間の情動が強いエネルギーを持っており、それが様々な事象を巻き起こすということを書いてきた。

しかし、今回は逆に『欲望』が無い人間は、一体、どうなっていくことが多いのかに触れたいと思う。

ある筆者の親しい知人について触れることになるが、彼の辿ってきた人生は非常に興味深いものと感じている。

 

欲望が無い人間とは?

一見、欲望が無いというのは、良いことの様に感じる者も多いのではないだろうか?

人間関係のトラブルにおいて、ほぼ全てといってもいい原因というのは、お互いの『自我欲』がぶつかり合った摩擦である。

それをジャッジするのは第三者であることが多く、それが更にトラブルを促進させたりもする。

と、いうことは『欲望』が無い人間というのは、人生において摩擦が生じることが少ないので、トラブルも皆無となると言える。

そうした人間というのは、非常に理知的であり冷静な心を持っている少ない人種であると筆者は経験上、断言できる。

だが、その様な人間には、ある共通している特徴があるのだ。

それは『虚無感』に苛まれることが多いと言うことであり、場合によってはそれは自らを過剰に追い詰める要因にもなりえるのだ。

 

欲望を全て満たしたK氏という男

筆者が非常に注目している人物にK氏という男性がいる。

K氏の経歴は非常に興味深いものだ。

K氏は元々は芸能界を目指しており、友達が自ら命を絶ったことが切欠でその夢を断念した。

その後はアルバイトを転々としてから、起業家育成制度という国の新事業創出貸付で借金をして店舗オーナーとして起業するも廃業する。

ゲーム廃人となり、数年後には日雇い労働者になり、そこから上場企業に転がり込むという経歴。

転がり込んだ企業で従事する傍ら、副業に乗り出して大成功を収める。

会社から貰う給料の5倍は副業で稼ぎだしたことで、脱サラをして再び自営業者となり、その後は投資家に転換する。

K氏は資産を30倍にも膨れ上がらせて、自由気ままな生活を営んでいた。

 

自分自身のそれまで持っていた様々な『欲望』の全てを、この時期に叶えたというのだ。

 

その後、K氏は段々と何をしていても虚しいという情動に駆られることが多くなっていった。

『虚無感』が彼を支配していったという。

 

そして、今年の初めに起きたコロナショックにより、投資資金のほぼ全てを失ってしまったという。

それからは自分で命を断つことも考えたが、何気ない日常生活の中の些細な嬉しさを二度と感じられなくなるということで、踏みとどまった。

 

今、思うとあれ(コロナショック)が良い切欠になったと思う。 今はまた欲まみれの自分になれたので、人生が楽しいですよ。

 

と、筆者の問いかけに答えてくれたのが印象的であった。

 

現在のK氏は再びサラリーマンとして働きだして、充実した日々を過ごしているという。

また副業に専念して這い上がることを目的としたライフスタイルを構築しているのだとか。

 

K氏からみる欲望の根源は一体なにか?

K氏という人物の人生を簡単に紹介してみたが、一見すると全てが中途半端に見えなくもない。

だが、このK氏は実際、非常に行動力豊かな人物であった為に、自分の欲望が向いたところでは、しっかりとした『結果』を出して次へ移っているのだ。

そして、凄まじくそのスピードが速いのだ。

 

芸能会を目指していた時は、実際のところあるレコード会社からオファーが来て、デビュー目前だったという。

アルバイトを転々としていた時は、勤めたところ全てで重要な人間として評価は高かったし、ショップのオーナーになる前には、既に店長に上り詰めていたのだ。

店を廃業してからゲーム廃人となったというのだが、ゲーム内でもK氏は独創的な遊び方をして、トッププレイヤーとして有名であった。

ゲームを辞めてから、日雇い労働者として働くことになるが、ハッキリってそれは底辺の仕事といっても差し支えない。

だが、K氏はそんなうだつの上がらない生活に満足することなく、そこから上場企業に転がり込む。

K氏によると、日雇いであっても周りをしっかりみて、周りがやらないことを率先して従事したことが気に入られたという。

 

要するに学歴や職歴などを関係なく、実力のみで引っ張られたということに他ならない。

だが、安心安定を貰ったところで、K氏は満足しなかった。

K氏は会社で仕事をこなしながら、家に帰るとネットビジネスに取り組んで、数か月後には成功を収める。

ネットビジネスにおいては、K氏は月に100万円以上の収入を得ると言うこともザラだったというのだ。

脱サラをして投資家となり、資産も5000万以上に膨れ上がったというから、凄まじい成功を収めていると言えなくもない。

 

それだけK氏の様々な物事に対する『欲望』のエネルギーの凄さが分かる。

 

しかし、そんなK氏も成功を収めて、自由な生活を送れるようになったことで、全てを満たしきってしまい最終的には自殺を考えるようになってしまうのだ。

 

要するに『欲望』を満たした後というのは、ゴールである。

 

ゴールにたどり着いたら、その後はもう生きる理由がなくなるという理屈である。

脳機能学者の苫米地英人氏も、かつて述べている。

 

ゴールを達成した人間はその後、約180日で亡くなるケースが多い。

 

欲望はやはり人にとっては必要な情動そのもの

人間とは生まれながらにして、誰かの子供という存在だけではなく、社会の子供であるのだ。

特に日本という土壌においては、ただ生きているだけでも充分、価値がある存在であったりするのだ。

しかし生きていくためには、多くのなにかが必要になってくるわけで、それを手に入れる為には、やはり『欲望』というのが必須なのだ。

『欲望』があるからこそ、自分自身が能動的に動けるようになるわけだから。

K氏の様に欲望を無くしてしまった後には、『虚無感』という実は生ける屍に陥りやすい強力な心の変化に取り込まれてしまうと生きる術がなくなってくる。

つまり、精神的な自殺に陥っていると言うことにも繋がってくるのだ。

 

過剰な欲望は争いを生み出し、時には人を傲慢にして破滅の道を辿らせる。

だが、そんな欲望が無ければ生きていく意味がなく、自分で自分を形骸化してしまうものだ。

 

そんな我々にこれから望まれるのは、『欲望』というエネルギーの源とのバランスの良い付き合い方と言えるだろう。

そしてそれをどうやってコントロールできるのかというのは、自分自身を常に見つめていくということだ。

様々な『欲望』をコントロール出来るような頭の使い方になったら、人生をマスターしたともいえるのだ。

 

最後に取り上げさせられてもらったK氏の言葉で、今回の記事は締めくくることにしよう。

 

今は僕は怖いものなんかないですよ? 何をするにも全て結果は予想できるし、失敗したからまた成功するし。 時間はかかっちゃうけど、生きていることそのものが既にもう楽しいんで。

 

 

 

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