レオン・ラッセルが死去したことが、俄かに話題になっている。
報道によると自宅で死去したとだけ報じられているが、その死因とは一体なんだったのだろうか?
代表曲にまつわる秘話と供にみていこう。
レオン・ラッセルとは?
1942年4月2日に米・オクラホマ州ロートンで生まれたレオン・ラッセルはキャリアは長い。
10代の頃からキーボーディストとして音楽活動をして、多くのプロミュージシャンのプロジェクトに参加。
1970年代に米・南部ロックの泥臭さを前面に押し出した音楽性で、ロサンゼルスで【スワンプ・ロック】と呼ばれるジャンルの一人者となった。
またマルチプレイヤーとしても知られており、キーボーディストと思われているが、実際にはギターやベースなどの弦楽器を操るミュージシャンでもあった。
レオン・ラッセルの代表曲
何といっても【A Song for You】だろう。
1970年にリリースされたレオン・ラッセルの代表曲【ア・ソング・フォー・ユー】は名曲として知られており、多くの著名ミュージシャンにカバーされた。
またこの頃のレオン・ラッセルの活躍は、エリック・クラプトンにも大きな影響を与えたと言われている。
確かにクラプトンにはどこかレオン・ラッセルの吟情的な雰囲気が酷似している様にも思える。
レオン・ラッセルの死因
レオン・ラッセルはナッシュビルの自宅で就寝中に死去していたという。
妻がレオンが寝室で息をひきとっているのを発見したそうだが、死因についてはまだハッキリと分かってはいない。
が、レオン・ラッセルは以前から心臓を患っており、生前は心臓発作で病院に運び込まれたりしたこともあったそうだ。
謎に包まれた死因であるが、おそらくは就寝中の突然の心臓の疾患によるもので、そのまま帰らぬ人になったと見るのが妥当だろう。
よくミュージシャンは麻薬によるオーバードーズによって死去するということも多いが、レオン・ラッセルはそうしたスキャンダルが一切、無いクリーンなミュージシャンだ。
きっと、苦しまずにそのまま亡くなられたのであろう。
ならば、レオンの突然の死去にも、ファンの悲しみは少しは癒されるのではないだろうか?
まとめ
享年74歳で旅立たれたレオン・ラッセルだが、南米ロックのカリスマとして後世のミュージシャンに多大な影響を及ぼした功績は大きい。
晩年はエルトン・ジョンなどと親交をかさねて、ロックの殿堂のサイドマンにも選ばれたこともあり、一線を退いてもその影響力は強かった。
心からレオン・ラッセルのご冥福をお祈りしたい。