福岡県のやまばと会が運営する【こばと保育園】の事故原因は依然として調査中である。
事故の被害者の男児のその後も気になるが、具体的な情報は未だに不明。
そして、予想していた通り、【こばと保育園】は業務上過失傷害の容疑で家宅捜索されている。
代表者の責任として園長の逮捕と、やまばと会の理事長の今後はどうなるのだろうか?
こばと保育園の詳細
こばと保育園は福岡県福岡市南区桧原に設立された私立の認可保育園だ。
園長は掛江佐知子であり、運営者は社会福祉法人やまばと会の理事長・福山慶司。
開園時間は午前7時から午後19時の12時間であり、定員は90名。
こばと保育園では特別保育というシステムを採用しており、時間延長型保育、障害児保育、学童保育も行っている。
事件が起きる前のこばと保育園の評価は上々であり、子供を預けていた保護者たちには安心感を与えていたのは言うまでもない。
排水溝のフタが外れるまでは・・・。
こばと保育園の園長の逮捕と家宅捜索
現在、福岡南署の家宅捜索を受けている【こばと保育園】であるが、その責任はどうあってもトップである園長がとることになるだろう。
排水溝の事故が起きた当時は、園児のお昼寝タイムが終了して、外へ遊びに行く時間帯だった。
3人の保育士が9人の子供の面倒を見ていたが、3人の保育士のいずれもが、子供たちから目を離していた可能性があると、福岡南署は見ている。
保育士の3人が全て目を離していたという状況は、少々、イメージが付きにくいが、目を離していたからこそ、ああいった事故が起きてしまったわけだ。
家宅捜索により、事件の詳細が完全に調べがついた暁には、園長の逮捕と保育士3人も逮捕の可能性があるわけであり、こばと保育園も存続の危機に立たされるわけだが。
こばと保育園を運営するやまばと会
こばと保育園を運営する社会福祉法人【やまばと会】は、園を家宅捜索を受けたことに関しては、沈黙を守っている。
やまばと会の理事長は次の様に報道メディアに打ち明けている。
捜査や市の調査もあり、詳細は話せない
理事長の逮捕は、現実的に考えてありえないとは思うが、認可の取り消しなどが起きることが懸念される。
そうなれば、社会福祉法にのっとった保育園というものを運営していくことは不可能になり、やまばと会にとっては大打撃につながる。
また、事件があったことが明るみになってからの、こばと保育園に子供を預ける保護者たちは、一様に次の様に答えている。
保護者に早く説明してほしい
こばと保育園の園長ややまばと会の理事長も、保護者たちを集めての説明などを行っていない様子であり、関係者たちを含めて、動揺が巻き起こっている様子だ。
果たして、事故当日、その時には一体、何があったのだろうか・・・。
まとめ
こばと保育園の園長も、やまばと会の理事長も正に『寝耳に水』といった事態であることは言うまでもない。
しかし、代表者である以上、たとえ事故とは全く無関係だったにせよ、責任を獲る立場にいるのだから、受け容れるしかない。
前記事でも記したが、排水溝のフタは誰にでも取り外せるくらいに軽量のものだった。
と、なると園児が外してしまった可能性が高いだろう。
しかし、園児にその責任はとれないし、目を離した保育士と、そんな保育士を雇っている園長と運営している理事長に、どうしても責任の追及がいくことになる。
そして、もっと気になるのは事故に遭った男児の情報だが、その後の状態は公表されていない。
追記:事故のその後の経過
こばと保育園の排水溝の事故で重体に陥っていた1歳7か月の男児の意識が回復したそうだ。
両親も安堵している様子で、幼い命が失われずに済んだことは、非常に素晴らしい事であると感じる。
病院の適切な処置も功を奏したのであろうが、男児の生命力にただただ脱帽である。
そして、こばと保育園の方は福岡南署の捜査を依然として受けているようだ。
続報があれば、また追記などでお届けしよう。
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