羽田空港大爆破事件は1967年に起きた。
人気テレビ番組【奇跡体験!! アンビリバボー】で、これを取り上げるが事件の詳細がネットにあまり公表されていない。
犯人は赤木という仮名で表されているが、名前は青野淳という男であり、驚くべき犯行動機があったという。
羽田空港大爆破事件の概要
1967年2月15日、羽田空港・国内線ロビーの男子トイレにで爆発があった。
ダイナマイトを何者かがトイレ内で爆破させたことによるものだが、幸いなことに死亡者は出なかった。
だが、周りにいた空港関係者や乗客など5人が重軽傷を負った。
アンビリバボーでは赤木と表されている犯人は、程なく逮捕されたわけであるが、犯行動機は驚くべきものであった。
羽田空港大爆破事件の犯人の名前とは?
爆破によって負傷した被害者の男性からの証言を基に容疑者が浮上。
その容疑者・・・犯人の名前は青野淳という当時、空港内でボーイの仕事をしていた男だ。
更に犯行を手伝ったとして、青野淳の愛人も捜査線上に浮上。
23歳の青年は既に共犯の愛人と供に逃走しており、警察は青野淳を全国指名手配。
大規模な捜査網を迅速に敷いた結果は、すぐに効果を発揮し、何と24日には宮崎県高千穂町の民宿で青野淳と愛人の2名を逮捕。
青野淳が後に警察に語った犯行動機は驚くべきものだった。
犯人の青野淳が愛人と供に潜伏した民宿は・・・
ちょっとここで補足。
羽田空港大爆破事件の犯人が逃亡の末、潜伏していた宮崎県高千穂町の民宿だが、何と現在も営業しているという。
名前は【国民宿舎ホテル高千穂荘】といい、現在も評判のよい宿である。
と、いうのも日本有数のパワースポットとして観光客が頻繁に訪れる【高千穂神社】から近いのだ。
宿泊利用料金は多少、お値段が張るが、結婚式場としても利用されており、宮崎県の老舗ホテルとして有名なのだ。
羽田空港大爆破事件の犯人・青野淳の犯行動機は?
羽田空港大爆破事件の犯人・青野淳に話を戻す。
青野淳が何故、この様な無差別テロとも思える様な犯行をしでかしたのかという動機だが、非常に許しがたいものだ。
実は青野淳は窃盗(金庫破り)の罪で懲役3年の刑が科せられており、そのことから逃げる為に当時、日本中を恐怖に陥れていた未解決事件・草加次郎事件を利用したものだった。
爆破の実行日に青野淳の友人が搭乗する予定であり、その友人は青野淳と背格好などがよく似ていたという。
友人が乗る筈の飛行機を爆破しようとしてたが、それは失敗に終わり、トイレに仕掛けたダイナマイトが爆破した。
結局、その友人は無事であり、青野淳は身代わりを立てて、自分の罪を自身の死亡ということで罪から逃れようとしていたということだ。
青野淳が羽田空港大爆破事件で死んだということになれば、自分自身は懲役に行かずに済む。
当時は草加次郎と名乗る無差別爆弾事件が日本中で起きており、模倣犯なども出る始末でこれに乗っかった犯行ということである。
おわりに
アンビリバボーで取り上げられる羽田空港大爆破事件の全容についてまとめてみた。
犯人の名前は調べてみると青野淳という名前が出てくるわけで、現在はおそらく生きてはいないと思われる。
結局、時効が成立してしまう草加次郎事件に乗っかって、自らの罪を消し去ろうとする犯行動機で起こされた羽田空港大爆破事件は、草加次郎の模倣犯の仕業として、事件史に葬られることになったのだ。