浮気や不倫といった所謂、『ふしだらな行為』というものは、枚挙に暇がない。
浮気や不倫などに理由はないと言う人間もいるのだが、果たしてそうだろうか?
有名な芸能人が発言したとされる『浮気は文化』ということからみて、それだけ多くの人間がやっている行為であると言える。
しかし、それは大方、後の未来には悲劇しか生まないことは分かっている行為そのもの。
では、何故、分かっていてもやってしまうのか?
ここでは浮気する理由を男女別に紐解いて、考察していこうと思う。
浮気や不倫というのは?
そもそも浮気というのは、愛を誓い合った男女同志が他の異性に惹かれて、深い関係になってしまう行為のことだ。
要するに一人の恋人・配偶者に絞ったら、他の異性を好きになり関係を持ってしまうことは愚行・蛮行であるという常識がまかり通っている。
特に平和な日本では常識的にこれは平然とまかり通っているのだ。
もちろん、婚姻関係を結んだ状態で浮気に走れば、それは不倫というものと認識されて、犯罪ではないものの法律が入ることになり、浮気や不倫の原因を作った方に賠償責任を発生させることもある。
しかし、男性の立場からみて、古代においては浮気や不倫という概念すら存在はしていなかったと言っても過言ではない。
日本においても権力者は、多くの女性を囲っては慰みものとしており、性欲の解消だけではない、力の誇示の象徴として女性を使っていた。
また、モンゴルの英雄・チンギスハーンは積極的に女性を取り込んで一族の強固な絆を創って、強大な権力を築いていったのだ。
即ち単純に人間の三大欲求の一つである『性欲』だけで片付けられる問題ではないと言える。
女が浮気をする理由は性欲ではなく・・・
浮気や不倫というのは、多くの場合は男性がやる愚行という認識が広く一般的に認知されているようだ。
しかし、実際は女性も夫や子供がいるにも関わらずに、蓋を開けてみれば別の男性と深い関係になっているケースが極めて多い。
筆者が以前、勤めていた会社でも、こうした行為に及んでいると噂されている女性は一部、いたし、過去には意外な人物が不倫に走っていたということもあったりするくらいだ。
沢山の女性と面会した経験があるのだが、実は過去に浮気をしていて・・・という告白を受けることは度々あった。
多くの女性が後悔しているわけだが、その時にはそれが必要であったし、流されてしまったということを認めている。
最も多かったのが、家庭内のトラブルによるものであり、夫が自分に敬意を払ってくれないことによる不満が根底にあった。
そんな時に元の彼氏から連絡があったり、職場で自分を構ってくれるイケメンなどが現われて、関係を持ってしまったという告白をされた。
このことからも性欲を満たしたいからということだけではなく、現代人に特に多い欲望の一つである『承認欲求』が満たされていないことによることが理由なのだ。
もしも、それでは家庭内にトラブルがなく、家庭生活・夫婦生活そのものが円満に幸福感を感じるものであったならば、どうだったであろう?
その幸福な生活を壊す可能性のある浮気や不倫などは、決して起こそうとは思わないはずだ。
何故ならば、誰しも自分が一番、可愛いからである。
稀に女性にも性欲が旺盛で、並みの男では太刀打ち出来ないほどのエネルギーを持っている者もいるのだが。
そうした女性は基本的に男性的な価値観と性格によって、自己を構成しているのだ。
男が浮気をする理由は性欲が圧倒的
今度は男が浮気や不倫をする理由ということに触れてみよう。
筆者は女性からの浮気・不倫に関する告白を受けることが多い時期があったが、当然、男性の告白なども受けた事はある。
というか、男性の多くは嬉々として、まるで自慢するかの様にそれを筆者に話していたことが多い。
筆者だけではなく、周りに『俺ってすげえだろ? モテるだろ?』という具合でだ・・・。
単純に男性の場合は例外を除いては、やはり、関係を持ちたかったからである。
その思考は極めて短絡的であり、単純にタイミングがあったからというものである。
そして、あとは嫁や彼女に出来るだけバレないように、自分の浮気や不倫などの痕跡をひた隠しにして、性欲を解消しているという理由が多かった。
浮気や不倫という事態が発覚して、問題になったときに男性が理由として挙げることは基本的には後付けの結果論であり、納得いかないことも多い。
筆者も男性ではあるが、基本的に男性が浮気して発覚した後に告白する理由というのは、説得力に欠ける。
・嫁がかまってくれない。
・彼女にも他に男がいると思うから。
・嫁の作るメシがマズイ・・・
・彼女との夜の生活が合わない
・嫁がダラけて何もしない
・彼女が前の彼氏と比べてくる
などなど。
だが、これは筆者からすれば、『そういう女性』と、分かっていながら深い関係になっているわけなので、浮気する理由にはなっていないのだ。
浮気する位ならば、その前に別れるという決断をすることで、誰からも非難されることはないし、筋が通っている。
要するに嫁や恋人という存在を残して、自分は性欲を満たしたかっただけということ以外に考えられないのだ。
筆者も男性なので、男性の気持ちは非常によく分かることは間違いない。
女性と違って、統計的に見ても性犯罪を起こす割合は圧倒的に男性が多いのは、その証拠ともいえる。
男の性欲というのは、それだけのエネルギーとパワーがあるのだ。
『英雄、色を好む』という諺があるように、その英雄というのは大抵、性別は男であった。
動物の本能において、♂というのは種を残すというプログラムがDNAレベルで施されていることが証明されている。
だからこそ、性欲というのは、それだけのエネルギーを作り、パワーがあるのだ。
しかし、その性欲という本能に根差した強力な欲望を理性でとめられなければ、それこそ人間ではなく動物である。
それを続けていれば、その男には社会的に様々なペナルティが課せられてしまうことは請け合いである。
なぜ浮気や不倫は無くならないのか?
結論から言って、それだけ幸せを感じている人間が少ないからと筆者は断定している。
また浮気や不倫という行為そのものを行っていることが、精神的に快感を得ているというケースも多い。
これはテレビドラマや映画などの影響によるものが多いと筆者は感じているが、これは人間の本質の性欲から派生した新たなる欲望の結果であると考えていい。
性的欲求と並んで優越欲求が含まれていると見て間違いない。
『他の人には言えない・・・自分とアナタだけの秘密。』
こうした背徳のムードがより浮気や不倫をしている関係性に火をつけたりするのだ。
大抵、こうした二人は実際、お互いがそれまでの配偶者や恋人などと別れて、めでたく障害を乗り越えてゴールインしましたとなる。
すると大抵、近い将来、破局しているという笑ってしまうケースも多い。
何にせよ長期的に見て、不倫や浮気という行為は、もしも自分が将来、幸せな家庭を築いて円満に平和に暮らしたいというのであれば、避けるべき行為であると言える。
まとめ
浮気や不倫をする理由を筆者の過去における他人からの告白を元に取り上げてみた。
男と女によって、若干、浮気をする理由という原因は違っている。
しかし理由が分かっているならば、改善することは確実に可能である。
性欲や承認欲求というものが、真実に入っていることから、答えはシンプルなことを習慣づけることによって解決する。
もしも、沢山の人間と深い関係になることが価値観の最優先ならば、最初から恋人を作らなければいいだけの話だし、結婚なんかしないほうがいい。
しかし、もしも恋愛して結婚したというのならば、間違いなく相手を出来るだけ理解して配慮し、行動に出していく姿勢が重要なのだ。
そしてもう一つ、浮気や不倫をしたことによって、得られる快楽よりも、それをしたことによって圧し掛かるダメージが大きいということを理解し自覚することだ。
そうすれば自ずと浮気や不倫などという現代人の常識からして愚行・蛮行にあたる行為を、一時の快楽というニンジンに釣られるなんてことはない。
浮気や不倫などをしてしまいそうならば、その前に別れるという決断をする。
そうすることで、人としての信頼を損なうことはないし、賢い選択であると言えるのだ。