ウィリアムズ症候群という難病がある。
あらゆる難病とは少々、質が違うウィリアムズ症候群は、芸能人のつるの剛士の子供が発症しているという噂もある。
以前にテレビ番組で反響を呼んだひかりちゃんの例も紐解いて、ウィリアムズ症候群とは何なのかをお届けしよう。
ウィリアムズ症候群とは?
2015年に国から正式に難病指定されたウィリアムズ症候群の症状は非常に特徴がある。
【優しすぎる病気】等と形容されるのだが、どういうことなのかと言えば、自分以外の人間に全く壁を作らずに、仲良くしようとするのだ。
『それって良いことじゃない?』
『なんで、それが病気なの?』
そう思われる方もいるだろうが、悪く言えば見境がなく、常識外れな程に他人を欲するのだ。
また、ウィリアムズ症候群が発症している人間には、身体的な特徴もある。
『妖精の生まれ変わり』等と形容されるのだが、その特徴は顔面に顕著に表れる。
口が他の部位に比べて大きく、鼻は上向きに伸び、あごが小さいという。
そして、目には妖精という言葉が合うかの様に、輝きが見て取れる印象があるのだ。
ウィリアムズ症候群の芸能人はつるの剛士?
現在、活躍している芸能人の中にはウィリアムズ症候群に発症している人間はいない様だ。
が、タレントのつるの剛士の長男がウィリアムズ症候群であるという噂がネット上にあるのだが、これは少々、紛らわしい。
『つるの』という名字の一般の方が、自身の子供がウィリアムズ症候群にかかっていることをレポートしているのだ。
つまり、ウィリアムズ症候群と、つるの剛士は全く関係が無いということが分かる。
ウィリアムズ症候群・ひかりちゃんの例
以前のテレビ番組でこの病気の特集が組まれ、発症している子供を例にしたことが話題になった。
『ひかりちゃん』という女の子が取り上げられており、ひかりちゃんのかわいい表情と人に接する態度が、まさしく妖精の様な印象を与えるものであった。
ひかりちゃんの場合は血液検査により、ウィリアムズ症候群にかかっていることが分かったそうで、7500人に1人という確率で発症するのだそうだ。
遺伝子の染色体の欠損により、発症してしまうウィリアムズ症候群にかかると、やはり一般の健常者と違った生活になってしまう。
ひかりちゃんを取り上げた番組内では、両親の苦悩をメインに表現されていたようで、特に父親の献身的な行動に非常に注目が集まっていたようだ。
まとめ
実際問題としてウィリアムズ症候群が難病指定されたとしても、優しすぎる病気と言われるだけに、他の難病よりは生活に困ることは少ない。
が、その治療方法は無く、染色体異常の為に内臓疾患が起きやすく、寿命も健常者に比べると短いという。
学習障害もあり、学業も伸ばしにくいということから、相対的にはやはりこの病気を発症してしまうと、苦難の道に入るわけだ。
しかし、人懐っこく純粋な気持ちで他人と接することが出来るという最大の特徴があるウィリアムズ症候群は、決して忌み嫌われている難病でもないようだ。
しかし、見境がつかない位に人を欲するということから、そこから新たなる問題を発生させる懸念があるわけで、ある意味、そこが一番、恐ろしいのかも知れないが。