寺内樺風(てらうちかぶ)は現在、埼玉県朝霞市の女子中学生を誘拐し、監禁した罪に問われています。
今年3月末に逮捕されてから、裁判が行われたわけですが、その中で語られた真相は非常にショッキングな内容でした。
寺内樺風の現在は?
寺内樺風は現在、収監されて裁判をかけられていますが、起訴内容については否認しているのが現在の状況です。
寺内樺風の父が経営していた防犯グッズを販売していた会社【e防犯.com】は、息子の樺風の事件が切欠で倒産しているようです。
現在の寺内樺風は非常に冷静に公判にのぞんでいるようで、起訴内容も一部、否認するなどの姿勢を示しています。
かたや被害にあった少女と少女の家族は半年経った今でも心が休まる事が無く、法律家が推測する裁判の結果に納得がいかずに絶句しているという情報もあります。
裁判で明かされた寺内樺風
寺内樺風は彼が中学生という少年時代から、女の子を誘拐したいという願望があったと認めているそうです。
2014年3月に埼玉県朝霞市で女子中学生を言葉巧みに車に乗せた後に、車内で女子中学生に狂言をいって信じ込ませる。
あなた(少女)の家庭には借金があり、両親はあなたの臓器を売って、お金を作ろうとしている。
この狂言を信じ込ませる為に、寺内樺風は音声合成ソフトで臓器売買に関する音声を作り込んでいた。
それを少女に聞かせて、車内で抵抗しないように陥れた。
寺内樺風は逮捕時、東京都中野区のアパートを住まいにしていましたが、少女を誘拐した直後は千葉県に住まいを構えていた。
そこでは少女に半ば強引に言わせたり書かせた言葉がある。
私は捨てられた。 帰る場所はない。
寺内樺風は少女に肉体的な暴力を加えて従属させるのではなく、精神的に少女が彼に依存し抵抗するように仕向けたと言えます。
そして、更に驚くべき内容が裁判で明るみになりました。
寺内樺風が少女を洗脳する時に用いたのはアサガオ
寺内樺風は少女を意のままに操る為に、自分自身でアサガオの種から人間にとって悪影響がある成分を抽出。
それを少女に与える食事に混ぜて、半ば洗脳したという。
体調不良になった少女が寺内樺風に助けを求めると、寝ていれば治るという放置して、南京錠などの道具で部屋に鍵をこしらえるなどをしたそうです。
少女は脱出のチャンスが監禁期間中に何度もあったことそうです。
寺内樺風が外出している時に、鍵をかけ忘れたらしく、そのスキに少女は外出。
近くの公園にいった少女は子供連れの女性に助けを求めても応じてはくれなかった。
また、車にのった人間と目が合ったから、助けを求めようとしても無視されたり、別の女性に助けを求めても、やはり無視されたそうです。
絶望的な気分になった少女は寺内樺風に言わされたように『帰る場所がない。』と思い込み、寺内樺風の元に帰ったのだそうです。
寺内樺風の経歴と処罰はどうなる?
裁判にかけられている寺内樺風は非常に優秀な大学生でありました。
この事件が明るみになった時、寺内樺風の報道に使われたFacebookの内容でも分かることです。
2011年に千葉大学に進学した後、商売が繁盛していた実家の援助もあって、2013年9月にはアメリカ・カリフォルニア航空学校で飛行機のライセンスを習得。
費用は200万円以上がかかるそうですが、それも父親が支払ったと言われています。
何故なら寺内樺風は学業の合間にアルバイトをしていたという形跡が一切、無いためです。
現在、そんな裕福な実家の経済状況も、父親の経営する会社が倒産していると思われるので、火の車ではないかと推測出来ます。
寺内樺風の処罰に関して、弁護士の某氏はこう語っています。
未成年者誘拐の最高刑は7年です。しかし今回のケースでは、少女を車に乗せたときも暴力をふるった様子はありませんし、半分以下の2~3年の懲役という判決になる可能性が高いです。その後のアパート生活で容疑者が暴力をふるっていれば量刑を加算できますが、立証は難しいかもしれません
また法律に明るい某教授も
軽すぎるという印象があるかもしれませんが、私も3年程度の実刑判決になると見ています
この様な意見から、被害に遭った少女と少女の家族は困惑の様子であり、恐怖におののいているそうです。
刑務所から3~5年で出てこられるのは嫌だ。10年以上入っていてほしい。一生刑務所から出てこられない無期懲役にしてほしいと思います
少女のこの切実な訴えとも思える気持ちは、残念ながら叶いそうにはないのが、日本の法律の難しいところですが・・・。