小林尊はフードファイターとして、アメリカで活躍している男だ。
それに伴い過去には逮捕されているが、そこにはある売れっ子ながらの苦悩があった。
小林尊の逮捕の真相と、あまり知られていない嫁の存在について触れてみよう。
小林尊について
小林尊は1978年3月15日に長野県で生まれた。
現在は38歳であり、長野県長野商業高等学校から四日市市大学の経済学部を卒業。
元々はテレビ東京の【TVチャンピオン】に出場したことが切欠で、甘いマスクとは対照的な豪快な早食い・大食いの芸風でインパクトを残した。
TBSのバラエティ番組【フードバトルクラブ】にレギュラー出演をして、その存在感を不動のものにした後に、活動場所をアメリカに移した。
海外のメディアからは大食いや早食いをスポーツにした伝説のフードファイターとして、高い評価を浴びており、アメリカのメディアの権威であるCNNからは、偉大なスポーツ・ヒーローとして称えられている。
小林尊の逮捕
小林尊は2010年にアメリカで公務執行妨害罪により逮捕されている。
その理由は有名なアメリカのイベント【ホットドッグ早食い選手権】に運営側から出場を認められなかったことによるもの。
逮捕時のビデオが残されているので、視聴してみるといいだろう。
小林尊は大食いという能力を引っさげて、日本は元よりアメリカでも活躍していたのは有名だ。
ネイサンズが運営する国際ホットドッグ早食い選手権に2001年から出場。
大会を6連覇し、2007年からは2009年は2位に甘んじてしまった小林尊は2010年の大会では、再びタイトル奪還を目指して出場をしようとしていた。
が、2010年のネイサンズ側が小林尊に突き付けたっ出場契約は非常に厳しいものであった。
当時のネイサンズは小林尊を独占したかったようであり、以下の様な契約を突き付けた。
・1年間はネイサンズの許可なく、他の大会に出場しないこと。
・テレビ番組などで大食いや早食いなどを披露しないこと。
小林尊は大食いや早食いという能力で、成功を収めてきた男である。
そんな条件を飲んだら、死活問題であることは言うまでもないので、契約変更を求めるもネイサンズ側は認めなかった。
これにより欠場を余儀なくされたわけだが、当時の小林尊はブログで心境を吐露している。
出場させてもらえるなら、全くお金はいらないと、弁護士を通して伝えてあります。
大会の出場が楽しみで、もちろんまた、世界記録を更新して優勝する準備はできています。
ですが、僕の優勝や、出場自体を拒んでいるようにさえ思ってしまう、厳しい契約内容を受け入れることができずに困っています。
僕にとって本当に大切な大会ではありますが、独立記念日に奴隷契約書のようなものにサインするなんて、絶対したくありません。
独立記念日に、自由を手に入れてホットドッグコンテストに参加できることを望みます。引用:TAKERU-KOBAYASHI BLOG 2010年7月更新分より
そんな想いが、大会当日に抗議を兼ねて、優勝台に乱入するという行動に駆り立てたのだ。
小林尊の嫁はヴィンセント・オリビエ
上記の動画に小林尊と映っている激高した女性の姿があるが、彼女は嫁のヴィンセント・オリビエという女性であるとされている。
小林尊が逮捕された報道がなされた時に、小林尊の嫁として産経新聞の報道にコメントしたことで、結婚をしていることが分かった。
具体的な結婚時期や馴れ初めなどの情報は明らかにされていないが、現在も小林尊と供にニューヨークで暮らしていると思われる。
産経新聞に夫の小林尊が逮捕されたときに寄せたコメントは
ステージに上がって注目を浴びたかっただけなのよ
と、いう何処か呆れた様なコメントに思える感じであったが、動画を見る限りは小林尊を乱暴に扱わない様に警官に必死に食い下がっている姿が凛々しく思える。
おわりに
小林尊は過去に逮捕されたものの、翌日には釈放されるという、比較的に軽い処分であったことが幸いだ。
ネイサンズが小林尊を独占契約しようとしたことに対して、これを知った大会のファンや選手たちの中には動揺が走った。
これを重く見たネイサンズ側は、翌年からは小林尊の出場を認めたという経緯があるようだ。
翌年からはネイサンズの大会に出場し、大会を再び連覇する活躍を見せている。
大食いや早食いの能力と、自身のブランディングも相まって、今までに数億円を稼ぎ出している特異なパフォーマー、小林尊の今後にも注目したいところだ。