三遊亭円楽が肺がんであることを公表しており、その原因はタバコによるものであるとネットでは波紋が広がっている。
だが、そもそも三遊亭円楽が喫煙者であるという確証はどこから来るものなのか?
昨今、肺がんとタバコの因果関係が結び付けられているが、この問題に鋭く切り込んでいこうと思う。
三遊亭円楽 タバコについての追記
読者様からの情報提供とご指摘により、三遊亭円楽が喫煙者であった証拠画像が示された。
三遊亭円楽がれっきとした喫煙者であるということである。
情報提供していただいた読者さまには、改めて感謝の念を示します。
三遊亭円楽について
出典:zakzakより
【名前】 六代目・三遊亭円楽(ろくだいめ・さんゆうていえんらく)
【生年月日】 1950年2月8日
【星座】 みずがめ座
【年齢】 68歳
【出身地】 東京都墨田区
【血液型】 AB型
【学歴】 青山学院大学法学部
【所属】 オフィスまめかな
三遊亭円楽は青山学院大学に在学中に、五代目三遊亭圓楽のかばん持ちをを経て、落語の世界に入る。
三遊亭楽太郎の名前をもらい、1977年に五代目圓楽の弟弟子の六代目・三遊亭圓窓の後釜として、『笑点』のレギュラーメンバーに収まる。
様々なトラブルに見舞われながらも、1981年3月に真打に昇進し、『笑点』の人気落語家として長きに渡って出演。
2010年3月1日に現在の名跡・六代目・三遊亭円楽を襲名。
2016年に40歳代の女性との不倫が報じられ、2017年にはかつて脱退した落語協会に客員として再加入。
2018年9月28日に肺がんを患っていることを公表した。
三遊亭円楽の肺がんはタバコが原因と・・・
三遊亭圓楽の肺がんは既に手術による治療が行われており、がんの進行具合も初期のものだそうで大事には至らないという。
内視鏡手術で事足りる程度のものであるが、肺がんの場合は心臓に近い血管も沢山、通っている為に転移がしやすいものである。
術後に肺に負担をかける行為さえしなければ、再発はないだろうが、ここでタバコが原因という意見がネット上を盛んに飛び回っている。
そもそも三遊亭圓楽は喫煙者であったのかどうかも判明していないのだが、すでに三遊亭円楽の肺がんの原因がタバコによるものと決めつけられている。
実はそれには明確な理由がいくつかあるのだ。
三遊亭円楽の肺がんの原因をタバコにしたいが喫煙者であった確証はない
出典:yahooより
かつて三遊亭円楽は禁煙パイポの宣伝のイメージキャラクターに起用されていたことがある。
しかし、実はこれは先代の五代目円楽が、当時、楽太郎であった三遊亭円楽にもっていった話であるという。
更に2018年7月2日に他界した桂歌丸は、かつてタバコを一日に50本吸っていたということも知られ、肺を患って亡くなった。
(関連記事 → 桂歌丸 死去! 死因は肺炎か?!)
とにかく、有名人が肺がんなどに冒される報道がなされると、タバコと結び付ける傾向が強い。
一部のブロガーなども、うまく結びつけているのが目立つ。
後述するが、タバコと肺がんに実は因果関係はないという指摘もされているのだが、無理矢理にでもタバコが肺がんになる原因としたいのには理由がある。
現在、日本のメディアはこぞって、タバコに対してネガティブキャンペーンをはっている風潮に満ちている。
何故かと言えば、増税の為である。
そしてタバコを敵視する陽動は、多くの人間の心を惹きつけやすい為に、新聞もニュースも読まれる一石二鳥のエフェクトであるといってもいい。
タバコと肺がんの因果関係はない
山王病院副院長の奥中哲弥氏が指摘している記事でこんなものがあるので、引用させてもらう。
もはや常識になっている「タバコを吸うと肺ガンになる」という因果関係ですが、それがウソだとしたらびっくりしますか?
ある意味ではウソなのです。
私が最近手術をした肺腺ガンの患者さん100人のうち、半数以上の60人が非喫煙者でした。肺腺ガンは、肺ガンの半分以上を占める代表的なガンですから、このデータを見る限り「タバコを吸うから肺ガンになる」とは限らないと思います。
(中略)
「タバコを吸うと肺ガンになる」という事実は、喫煙とは無関係です。
引用:東洋経済ONLINEより
これに加えて、筆者の身近な例も挙げてみる。
筆者の祖母は96歳で他界したが、昔、喫煙者であった。
タバコを止めてからは、父親、筆者と筆者の兄弟全員がヘビースモーカーであり、家の中は副流煙で満ちていた。
しかし、祖母は肺がんで亡くなっておらずに、老衰で亡くなった。
更に筆者の身内は殆ど愛煙家であるが、肺がんやがんで亡くなった人間は一人もいない。
むしろ、がんで亡くなった人間は、やたらタバコを嫌ったり、食に拘っている健康志向の人々ばかりだった。
一概にタバコと肺がんの因果関係全てを否定するものではないが、肺がん=タバコが原因と決めつけている風潮そのものが一種のプロパガンダであり、それにまんまとのせられているだけであると言える。
三遊亭円楽の肺がんがタバコであったと確定している者も多いが、何ら確証もないということだ。
更に付け加えれば、喫煙者であろうがなかろうが、因果関係が認められるということでもない。
三遊亭円楽の肺がんとタバコ、喫煙者?のまとめ
三遊亭円楽の肺がんの公表は、多くの人々をビックリさせたものであった。
2018年はがんによって亡くなった有名人が数多い為に、円楽も?!という形で、メディアやネットユーザーも食いついたことだろう。
そしてお決まりのタバコや喫煙者であったからという陽動作戦が始まり、愛煙家をこぞって叩こうとしたり、禁煙をすすめようとする人間が出る始末。
こんなことは特に珍しくもないが、そもそも喫煙者だからといって肺がんの100%かかるなんて医学的根拠も無ければ、既にそれは立証されている。
筆者が感じるのは誤った情報を大手マスコミや国が配信しているから、無条件に鵜呑みにしてしまうという一部の人間のリテラシーの低さが問題であると思って止まない。
今回は三遊亭円楽の肺がんが、そんなプロパガンダに利用されてしまったということに思えるが、それと同時に、タバコ嫌いな人間が非常に多くなったことには切なさも感じる今日この頃・・・と、いう気持ちで一杯だ。
喫煙者に光が当たるということは永久にない時代になってしまったということだろうか・・・。