槐柳二(さいかちりゅうじ)はアニメ【天空の城ラピュタ】や【天才バカボン】などの声優。
この度、死去を伝える訃報が報道されたことで、声優ファンなどに衝撃を起こしている様だ。
槐柳二の経歴や死因などを詳しくみていこう。
槐柳二について
【名前】 槐柳二(さいかちりゅうじ)
【生年月日】 1928年3月27日
【星座】 おひつじ座
【享年】 89歳
【出身地】 東京都
【血液型】 不明
【学歴】 早稲田大学
【所属】 テアトル・エコー
【デビュー】 1950年
槐柳二は大学卒業後に老舗の劇団【テアトル・エコー】に所属し、現在、活躍している多くのコメディアンを育てた。
テアトル・エコーが運営する養成所で所長として、【コント赤信号】(渡辺正行、ラサール石井、小宮孝泰)や野沢直子、中村ゆうじ、ダチョウ倶楽部なども育成。
更には新人時代の神谷明がまだ売れていない頃に、積極的に仕事先に推薦していたこともあったそうで、後輩の活躍する土台作りにも尽力。
元々は俳優であり、声優としての活躍は、1966年の手塚治虫の人気漫画アニメ【新ジャングル大帝】からである。
最も槐柳二の声の主演で知られているのは、赤塚不二夫原作の漫画【天才バカボン】のアニメにてレレレのおじさんの声であると思われる。
海外映画の吹き替えも担当しており、2000年代になってからはゲームキャラクターの声優としても起用されていた。
老人役を担当することが多かった為に、周囲からは『ご先祖様』と呼ばれ、親しまれていたという。
槐柳二が死去した訃報は突然に・・・
槐柳二は実は訃報を知らせる報道がある以前に死去していた模様。
だが、訃報はおくれて、2017年10月2日にもたらされたのだ。
アニメ「天才バカボン」のレレレのおじさん役などで知られる声優の槐柳二(さいかち・りゅうじ)さんが9月29日午後1時30分、うっ血性心不全のため東京都内の病院で死去した。
2日、所属事務所が明らかにした。89歳。家族葬を執り行い、後日、お別れの会を開く。
劇団テアトル・エコー公演など舞台でも活躍。アニメ映画「天空の城ラピュタ」の老技師や「仮面ライダーアマゾン」のモグラ獣人をはじめ「仮面ライダー」シリーズの怪人などの声を演じ、ファンに親しまれた。テレビドラマや洋画の吹き替えなどでも活躍した。
引用:スポニチアネックスより
死因はうっ血性心不全とされているようであり、この病気は高齢者に多いとされるものである。
心不全、そのものはあらゆる原因によって、心臓のポンプの役割を果たす部位が機能障害が起きることによって発する。
うっ血性心不全というのは、その中でも特に肺にむくみが生じてしまう特殊なもので、呼吸困難などを引き起こす苦しいものであるのだ。
槐柳二は病院で死去していることから、以前からも前兆があったと思われるが、何とも気の毒な最期を遂げたと思われる。
槐柳二はラピュタの老技師としても知られている
槐柳二の担当したもので最も有名なのはバカボンのレレレのおじさんだが、敢えて、ここではもう一つの代表作・ラピュタについて紐解いてみる。
実は槐柳二の経歴などを紐解いてみると、ラピュタに出演したクレジットなどでは老技師として書かれているだけで、名前は無い。
ところが、槐柳二が担当したラピュタの登場人物の老技師はハラ・モトロという名前がある。
タイガーモス号を支えるエンジニアであり、唯一、ボスのドーラと対等な立場で会話が出来る人物として描かれている。
パズーを可愛がっていたシーンは、今でもファンの記憶に残っているのではないだろうか?
そんなラピュタの老技師・ハラモトロを演じたのが槐柳二であったのだ。
おわりに
槐柳二が死去した訃報は、遅れてやってきた突然のものであったが、死因を紐解くと最期は辛かっただろうなと思わせるものである。
しかし、現在も尚、人気アニメとして見られ続けているラピュタやバカボンなどの主要キャラの声を担当していたということで、死しても尚、生き続けているといっても過言ではない。
槐柳二のご冥福を心よりお祈り申し上げます。