常人逮捕された福岡の中学生であるが、あまり聞き慣れない【常人逮捕】。
実際に法律によって施行されているものであり、非常に稀にみるケースが福岡の中学校であったのだ。
常人逮捕のやり方や、問題のあった福岡の中学校がどこなのかを見ていこう。
常人逮捕とは一体なにか?
常人逮捕とは、一般人が犯人と目される加害者を逮捕できる行為のことを指す。
別の読み方では私人逮捕とも言われている。
今回、福岡の中学校でおきた生徒による、教師への暴行の際、学校にいた教員が傷害容疑の現行犯で逮捕した。
実際には状況によっては我々にも逮捕権があるということに他ならない。
しかし、だからといって、全ての事案に常人逮捕が適用できるということではない。
常人逮捕のやり方は非常に限られている
本来、罪人を逮捕する際には、裁判所からの逮捕状というものが必要不可欠である。
しかし、現行で犯罪を行っている犯人がいた場合、もしくは犯行後に限っては、その身柄を確保する権利を誰もが要している。
何故ならば、その犯人は逃亡する可能性があり、それらを逃がせば、次の犯罪を起こす要因となりえるからだ。
だが、常人逮捕を行う際には2点の条件が定められている。
- 犯人が現行犯人、準現行犯人であること(刑事訴訟法212条)
- 30万円以下の罰金、拘留、科料にあたる罪の場合(刑法では、過失傷害罪・侮辱罪)は、犯人の住居、氏名が明らかでなく、又は犯人が逃亡するおそれがある場合(刑事訴訟法217条)。
引用:Wikipediaより
この条件に合わない場合に、逮捕した場合は、逆に相手を確保した人間が、逮捕罪という罰則に問われるので、非常に常人逮捕が出来る状況は限られている。
常人逮捕があった福岡の中学校はどこ?
福岡ではつい先日、大炎上騒ぎとなった博多高校の教師暴行事件があった。
それに続いて、今回は福岡の中学校で教師が生徒に暴行をうけたということであり、その教師が常人逮捕したということが話題になっている。
3日午後、福岡県内の中学校で、男子生徒(14)が、男性教員(46)の顔を拳で数回殴る暴行を加え、顔面打撲の傷害を負わせたとして、この教員が生徒を傷害容疑の現行犯で常人逮捕した。
県内では、先月29日、私立高校の男子生徒(16)が男性講師(23)を蹴る動画がインターネット上に投稿され、福岡県警が生徒を傷害容疑で逮捕する事件があったばかり。
福岡地検は2日、この生徒について「勾留は不必要と判断した」として釈放した。
引用:西日本新聞より
問題が露見した常人逮捕があった福岡の中学校であるが、現在は具体的には特定には至っていない。
だが、福岡市早良区の中学校で起きたケースであるということが判明しており、区内には公立中学が10校、私立中学が1校。
報道によると私立中学とは書かれていない為に、区内にある私立中学は除外していいだろう。
そうなると以下の中学校に絞られるわけだ。
・金武中学校
・次郎丸中学校
・早良中学校
・高取中学校
・田隈中学校
・西福岡中学校
・原中学校
・原北中学校
・原中央中学校
・百道中学校
すでに常人逮捕された生徒は釈放されている為に、この事件に関しては然程、大きく取り上げられない可能性が高い。
だが、例によってTwitterなどで不特定多数のユーザーにむけて、事件のあった中学校の関係者によるリークが行われるかも知れない。
おわりに
常人逮捕という非常に稀にみる事柄が、大騒動となった博多高校と同じ県内の中学校で起きた。
これは今後、生徒による校内暴力の際には、粗暴な生徒に向けての、抑止力となる一つの良い例となるのではないだろうか?
福岡の常人逮捕が行われた中学校がどこなのかの情報に新展開があった場合は、再度、追記と言う形をとることにする。