大塚製薬のカロリーメイトゼリーにカビが混入していたことが明らかになっている。
はごろもフーズやマルハニチロに続いて、新たに大手企業の大塚製薬の飲食物に異物混入ということになる。
大塚製薬のゼリーにカビが混入した原因と回収対象商品を詳しく見ていこう。
大塚製薬のゼリーにカビ!
大塚製薬は出荷したカロリーメイトゼリーの4種類のゼリーを自主回収すると報道メディアに発表。
これまでに消費者側から何らかの被害クレームがあったわけではないのが幸い。
カビが混入していたとされるゼリーの製造場所は佐賀県吉野ケ里町の佐賀工場。
佐賀工場から問題のゼリーが出荷されて、全国の小売店に並んだのは2016年5月以降のこと。
消費者には健康被害は無いものの、カビが混入していたゼリーを食してしまっていた可能性もある。
問題がこれ以上、大事にならない為と、被害が勃発する恐れを防ぐ為に回収するといったところか。
大塚製薬のゼリーにカビが混入した原因
大塚製薬側はゼリーにカビが混入した原因については調査中だという。
はごろもフーズのゴキブリやハエと違って、カビという自然発生するものが製造過程で商品に混入するというのは、なかなか考えづらいものだ。
不衛生な環境だったというよりは、もっと違った小難しい要因がそこには絡んでいると思われる。
工業食品を扱っている製造場所は、湿度管理などはきっちりと行っている筈であるだろうし、今後の発表が待たれるところだ。
大塚製薬のカビが混入したゼリーの回収対象
大塚製薬が回収対象商品として発表したのは、以下の4種類。
・カロリーメイトゼリー・アップル(賞味期限は2016年12月11日から2017年7月8日)
・カロリーメイトゼリー・ライム&グレープフルーツ(賞味期限は2016年12月29日から2017年7月10日)
・カロリーメイトゼリー・フルーティミルク(賞味期限は2017年1月8日から2017年6月28日)
・カロリーメイトゼリー・ジョグメイトプロテインゼリー(賞味期限は2016年10月15日から2017年4月10日)
これら約270万個を自主回収するという。
まとめ
既に出荷された270万個の商品を回収するというのは、大塚製薬にとっては、とんでもないロスになる。
が、最近は大手食品会社の不祥事が相次いでいる現状において、責任をとるということを公に示すことで差別化をしっかりとはかるという意図もあるのだろう。
何にせよ某食品会社よりは明らかに迅速な対応だったと言えるのではないだろうか。