大分県警別府署は先日の参議院選挙の前日に、労働組合【連合大分】がある施設の敷地に入り込んで監視カメラを設置。
労働組合の関係者を隠し撮りしていた不祥事が物議を醸しだしています。
この不祥事に対して、大分県警本部長の松坂規生氏は謝罪を述べました。
が、あまりに不可解なこの不祥事に加えて、本部長の松坂氏の経歴がキャリアであることも注目の的になっています。
大分県警はなぜ、監視カメラを仕掛けたのか?
特定の組織に対して、所謂、諜報活動を行うことがあるのは、警察ではなく公安。
ですが、今回は大分県警の警察官数名が引き起こしたとされる監視カメラ問題です。
決して法律に違反している活動をしていない【連合大分】に対する監視をする意図は何だったのでしょう?
そして、この監視カメラを設置し、不祥事を招いたのはベテランであり、末端の現場の警察官の独断ではないという疑惑が浮上しているのです。
監視カメラ問題の責任は誰にあるのか?
大手新聞社の見解では、現場の警察官が選挙捜査においての手柄を挙げたかった為に起きたと報道していました。
だとしても、それはあまりにも手が込み過ぎていて、現場の警察官たちの独断で行われたことであるとは俄かには信じられないでしょう。
この不祥事が発覚して、大分県警本部長の松坂規生氏がテレビの前に出て謝罪会見を開きました。
そして、監視カメラを設置した警察官4人の処罰を発表しました。
しかし、一部ではトカゲの尻尾切りに近いのでは?と、いう疑念もあり、大分県警のトップらが違法捜査を行わせたという見解があります。
大分県警本部長・松坂規生の経歴
これらの不祥事で大分県警のトップである本部長の松坂規生氏の経歴などに注目が集まっています。
そもそも、松坂氏が何らかの思惑があって、【連合大分】に対しての違法捜査をさせたのではないか?という見方があるからです。
松坂規生氏は東京都出身。
今年、49歳であり、1990年に警視庁に採用。
大分県警察本部長の椅子に座ったのは、2016年1月14日。
警視庁刑事局・刑事指導室長を歴任し、現在は警察庁長官官房参事官も兼任しているのだとか?
大分県警本部長の松坂は所謂、キャリア
これほどの経歴であることから分かるように、松坂氏はキャリア組です。
東京大学を卒業した後に警視庁入りしているという、お決まりのコースですね。
警察という厳格な縦社会の中で、現場の泥くさい捜査官たちとは、対照的なコースでトップに上り詰めた松坂氏。
汚れ仕事は全部、下に任せて、上は何も知らないと言わんばかりのお決まりの自己保身態勢。
決して松坂本部長が、そうであるとは断定は出来ません。
が、この大分県警の監視カメラ問題の裏には、そうした疑惑が見え隠れするには、状況が整い過ぎている感は拭い去れません。