木嶋佳苗はご存知の通り、その男を騙すテクニックで【首都圏連続不審死事件】を起こした毒婦だ。
お世辞にも男性にモテるとは言い難い木嶋佳苗が何故、男を手玉にとることが出来たのか?
そのテクニックと生い立ちについて触れてみよう。
木嶋佳苗のテクニックが恐ろしすぎる!
木嶋佳苗、昔の写真は加工あり
目は細いので パッチリ加工! pic.twitter.com/58rhGvsHxz— 小泉猛 (@qZdMWqZruhvn4Ao) 2017年3月23日
木嶋佳苗はかつて自分自身のシンボルである【器】を名器であると豪語。
あまりにも勘違いを彷彿させる印象だが、木嶋佳苗はその容姿とは対照的に男を喜ばせるテクニックを網羅していたのだ。
それはベッドの上のテクニックだけではなく、食事の腕前、痒い所に手が届く位の気遣い。
また、ターゲットの男性と会う前にすでに虜にするテクニックを持っていた。
例えば現実で会う前に写真を見せて、お互いの姿を確認し合う時には、カメラの角度や顔の写り方などに工夫をこなして、相手に自分をよく見せるテクニックを駆使していた。
実際に会ってみると『?!』と感じる男性が、ほぼ全てであったであろう。
しかし、そこからが本当のテクニックが発揮される。
巧みな話術で男性にすぐに行為が出来るという様に思わせて、結婚を望む従順な女性を演じるのだ。
木嶋佳苗のテクニックの秘密とは?
基本的に太っており、容姿が然程でもない女性の大半は、自分自身に自信がなく恋愛などには後ろ向き。
しかし、木嶋佳苗は違った。
彼女は非常に自己評価が高く、心底から自分が叶姉妹の様に美女と思い込んでいるのだ。
実際の容姿はかけ離れていても、中身は本当に美女のような振舞いが出来るのだ。
このギャップに男は陥落し、意のままに操られてしまったのだ。
自己評価が高く、自分自身の願望を何が何でも達成するという考え方。
もしも、犯罪者ではなく、別の道に自分を見出していたのなら、また違った形で結果を残していたのだろう。
木嶋佳苗の生い立ちはすでに病気だったのか?
木嶋佳苗は非常に家柄の良い家庭の長女として生まれた。
父親は行政書士と大学職員を兼業しており、母親はピアノ教師。
幼少の頃から、品の良い女性になる為の教育を施されて、勉強においても優秀であった。
しかし、父親は子供に手を上げるDV癖があったといわれている。
そんな中、小学生の頃から所謂、クレプトマニア(窃盗癖)の様な病気があり、度々、見つかり厳しく注意されるものの止めることは出来なかった。
中学生に入ると、今でいう援助交際紛いのことをし、高校生の頃には交際していた40歳代の男性の指示で、窃盗行為を行う。
高校卒業後に上京し、東洋大学に入学するも学費を遊行費にあてるなどして、未納となり除籍処分になる。
このころから風俗店でアルバイトしたりと、本来ならばお嬢様として生きる筈だった木嶋佳苗は、こうした生い立ちを経て【首都圏連続不審死事件】の犯人となっていったのだ。
おわりに
木嶋佳苗は自分の全てを使い、ありとあらゆるテクニックを使って、2億円近くもの金をせしめて6人の男性の命を奪った。
そんな木嶋佳苗の生い立ちは、正にパラドックスと言えるかのような、いびつな環境であったと思われる。
容姿は別にして、その精神力と頭脳を他の分野で活かしていれば、死刑を望むような女性にはならなかったとは思うのだが。