渡辺謙の現在の嫁は女優の南果歩であることは有名だが、元嫁である由美子なる一般女性の存在は未だに語られる。
娘が元嫁の起こしていた不祥事の犠牲になっていたと、いわれる始末であるが、その複雑な背景とは一体、何なのか?
渡辺謙の嫁について
渡辺謙は現在までに一度の離婚を経験している。
元嫁の名前は由美子といい、1983年に結婚し、2005年の3月に調停の末に離婚が成立した。
およそ22年の結婚生活を経て、残ったものは元嫁が宗教に絡む金銭問題を抱えた上の借金問題と、それに加えて娘の杏が生活費を稼ぐために高校を中退したという悲惨な状況。
その後、2005年に渡辺謙は女優の南果歩と再婚し、現在は南果歩の連れ子を次男として養子縁組にして、過去を忘れたかの様に、家族円満な生活をしている。
渡辺謙の元嫁・由美子の不祥事
渡辺謙は元嫁の由美子との間に、息子と娘をもうけた。
息子・長男の大と、娘で長女の杏の二人であり、のちに娘の杏は高校生モデルとなり、有名な芸能事務所【サンミュージック】に所属する。
渡辺謙は白血病を1989年に患い、仕事が激減し長い闘病生活に入ってしまうが、生活はそれにより一気に困窮。
元嫁の由美子は渡辺謙を必死に支えるも、心の拠り所は次第に【釈尊会】という宗教団体の会長・小野兼弘の思想に偏る。
後に渡辺謙と元嫁・由美子の離婚裁判記録で明らかになったことによると、由美子の借金の多くは【釈尊会】と会長・小野兼弘への送金であったことが判明。
渡辺謙の元嫁である由美子が何故、【釈尊会】と小野兼弘に染まっていったのかの理由として噂されることは、小野兼弘に渡辺謙の白血病のことなどを相談したところ、完治に向かったことから、【釈尊会】と小野兼弘を信奉する様になったのだそうだ。
単なる偶然であるのは疑いの余地はないのだが、精神的に追い込まれていた元嫁にしてみれば、信じてしまうのは仕方がなかったかも知れない。
渡辺謙の元嫁の借金により娘の未来が・・・
生活に困窮し、元嫁の由美子が宗教にのめりこみ、借金を膨らましたことで犠牲になったのは娘の杏。
兄の大は大学生であり、その学費の捻出などに追われていた渡辺家の家計を救うために、当時、高校生だった娘の杏は高校を中退した。
サンミュージック所属のモデルとして高校生ながら芸能活動をしていた娘の杏は、兄に大学卒業をして欲しいという願いも込めて、自らを犠牲にしたという。
また娘の杏の気丈さが、当時の元嫁・由美子の不祥事発覚により明らかになる。
サンミュージック側は大手芸能事務所であったが、なんと杏が渡辺謙の娘であることに気づかなかった。
娘の杏自身が、今でいう2世タレントと言われるのを嫌って、誰にも公表せずに芸能活動を続けていたという。
事務所側がそれを知ったのは、元嫁の由美子がサンミュージックに借金に来た時だったという。
娘・案の高校生ながら驚きの精神力と自尊心の高さには感服してしまう。
これもやはり、その後、世界的スターとなる渡辺謙の魂を色濃く引き継いでいるという証なのかも知れない。
おわりに
渡辺謙は素晴らしい娘に恵まれながらも、その母親であり嫁である由美子には大変な思いをさせられたといってもいい。
しかし、困難に立ち向かえば、その分、確実に未来は好転するのは、人間社会の原則であるとも言える。
元嫁のしたことは確かに親としては許されざる行為であったかも知れないが、現在の渡辺謙と娘の状況を見れば、そんな過去もまた自分たちの力を上げる糧になっていたと言えるのではないだろうか?