片末雅弘が逮捕されたが、この人物は三重県東員町の町議という役職に就いていた。
逮捕された犯行内容と供に、顔写真画像やFacebookの有無を見ていこう。
政治家の犯罪は度々、報道されているが、今回の事件はどの様な背景を帯びていたのだろうか?
片松雅弘が逮捕された概要とは?
事件を最初に報じたのは、読売新聞だ。
テレビの有料番組を無料で視聴できるよう「B―CASカード」のプログラムを改ざんしたとして、三重県警は7日、同県東員町議で家電販売業片松雅弘容疑者(52)(東員町笹尾東)を私電磁的記録不正作出・同供用容疑で逮捕した。
調べに対し、片松容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。
発表によると、片松容疑者は昨年2月頃~今年1月28日、B―CASカードのプログラムを改ざんした上で、自宅のテレビで衛星放送の有料番組などを視聴した疑い。
県警は片松容疑者の家電販売店や自宅からB―CASカード数十枚を押収しており、片松容疑者がカードを販売していたとみて調べている。
片松容疑者は2016年に初当選し、現在1期目。町議会では教育民生常任委員長を務めている。
B―CASカードは、放送番組の視聴に必要なICチップが付いており、デジタル放送を受信するテレビなどに挿入されている。
一部の有料放送の視聴申し込みにも利用されている。
引用:読売新聞オンラインより
デジタル放送や有料衛星放送を、正式な申し込みをせずに無料で見る為に行っていたというわけではなく、どうやらそれらのカードを販売して利益をあげていたようである。
そもそも、町議という権威ある立場にいながら、カードを販売しなければならなかった理由というのも不思議だが、それは後述するとして、続いてはFacebookや顔写真画像の有無を見ていこう。
片松雅弘の顔写真画像やFacebookは?
片松雅弘のFacebookは個人ページとしては存在していないようだ。
だが、片松雅弘が町議を務めている東員町社会福祉協議会のFacebookは現存している。
田舎風情が漂い、のどかな雰囲気が画像からも分かる。
どこかおっとりとして、和やかなムードが伝わってくるようだが、これらのFacebookには逮捕された片松雅弘の顔写真画像と思しきものはない。
だが、東員町のHP内にある議員名簿なるページには、しっかりと片松雅弘の顔写真画像がアップロードされている。
さすがに政治家であるということで、個人情報はバッチリと公開されている。
おそらくは今後、逮捕されたということで、これらの情報はHP内からは削除されると感じるが、何故、こういった立場でありながら、B-CASカード不正の犯罪に手を染めたのだろうか?
片松雅弘の犯行動機とは一体、何だったのか?
一般市民の為に働く政治家である片松雅弘が何故、カード改ざんという不正行為を犯したのかの動機は現在は明らかになっていない。
だが、こういった犯罪をする人間の真理というのは、プログラムや所定の方法によって、プロテクトを破るという行為そのものに満足感を得る為に行うことが多い。
地上デジタル放送などが一般に普及してから、法律でこれらの行為には罰則がつくようになり、実際に多数のクラッカーが検挙されたわけだが、10数年前は逮捕されることは殆ど無かった。
こうした名残がもしかしたら片松雅弘にはあったのかも知れない。
自分自身で楽しむ為ならばいいが、自己満足は他人に自慢したくなるという単純な気持ちから、一人、二人と不正行為を知ってしまう人間を生み出してしまったのかも知れない。
それに加えて、有料放送がタダで見れる方法というのを、次第にサイドビジネス的に小銭を稼ぐつもりで販売というスタイルを秘密裏にとってしまったのかも知れない。
犯罪の質的には申し訳ないが、軽度なものであるので、あまり大きく騒がれることはなさそうだが、れっきとした犯罪は犯罪である。
今後、片松雅弘にどの様な処分が加わり、どのようなペナルティが課されるのかは不明だが、おそらくは今までの地位は失墜することは免れないだろう。
おわりに
三重県東町議の片松j雅弘の顔写真画像やFacebookの存在を見ていくとともに、犯行内容の考察などをしてみた。
個人的にはこうした犯罪の温床はインターネットであったが、2012年頃からまるっきり地下に潜った感がある。
だが、人知れずに海外のネットなどから情報を漁ると、B-CASカードなどの改ざんの方法や、それを助けるソフトウェアなどがフリーダウンロードできるという。
片松雅弘がそれらを使用していたかどうかは不明だが、何にせよ難しい手法で強固なプロテクトを破れるという行為そのものが本当の犯行動機だったのではないだろうか?