稲田朋美が防衛相を辞任する意向を示している。
辞任の理由は公表されているものの、明らかに首を傾げる程度のものだ。
政治家の話題が非常に多いのも、週刊文春や週刊新潮などのゴシップ誌が暗躍しているのが理由である。
そんな中、文春が【稲田朋美の本性】という名目で、最新号(2017年7月27日時点)で、暴露記事を掲載していたのだ。
果たして、その内容とはいかなるものだったのを見ていこう。
稲田朋美が辞任する理由とは?
稲田朋美防衛相が辞任する意向を示していることが、報道されている。
号外として日本全国に通達された際に、辞任する理由は以下の通りだ。
政府関係者が明らかにした。自衛隊の南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の日報問題をめぐる混乱などの責任をとるとみられる。
引用:産経新聞より
PKOの日報問題は確かに重要であり、隠蔽の疑惑なども持ち上がっている。
しかし、今に始まったことではなく、稲田朋美が辞任したからといって、これが解決するとも限らない。
あくまでこれは枝葉の理由であり、本当は辞任の理由は別のところにあるのでないか?
稲田朋美が辞任を示す前に発売された週刊文春の内容などが、タイミング的に辞任の意向を決意させたと考えられる点もある。
次は文春が報じた稲田朋美の記事内容を見ていこう。
稲田朋美が辞任する本当の理由は文春?
週刊文春の2017年8月3日号(発刊は2017年7月27日)では、トップ記事として【稲田朋美の本性】と題された防衛相の品格を問うかの様な暴露がされていた。
稲田朋美の関係者に取材をして、表立っていない稲田朋美の隠された面を赤裸々に公開しているのだ。
要約すると以下の様な内容になる。
みんな私に嫉妬しているのよ
稲田朋美が防衛相に就任した直後に米海軍基地を視察した際の恰好はヒールを履いていた。
これはメディアでも批判されたことであるが、これに対して稲田朋美はある記者に対して
『みんな私に嫉妬しているのよ』
と、漏らしていたという。
朝が早いからイヤ・・・
2017年2月4日、稲田朋美はアメリカのマティス国防長官との初会談を行った。
前もって稲田朋美とマティス氏の電話会談を日本時間の早朝に合わせて行うために調整が進んでいたそうだ。
が、稲田朋美は『朝が早いからイヤや。 化粧かて時間かかるのに』と、拒否。
電話の会談は成されずに、結局、初会談の際は、カンペを読み上げて、バレンタインデー近かった為に自らの写真とチロルチョコをマティス氏にプレゼントしたというのだ。
これに対してマティス氏は不快感を示していたという(当たり前だが・・・)。
安倍首相に泣きつく稲田朋美
公務員制度改革を巡って、官僚ともめたときのこと。
稲田朋美は杉田和博官房副長官から一喝された際に、総理執務室に涙をためて駆け込んだという。
元々は安倍首相のお気に入りとして内閣入りしたのが稲田朋美であるという。
12年前に自民党の若手議員の勉強会で講師として教壇に立った稲田朋美の弁舌に惚れた安倍首相の力添えがあってこそのスピード出世だったという。
この他にも沢山の暴露が文春の最新刊からもたらされているが、分かりやすく目立っているところだけを見てみた。
更には・・・。
稲田朋美は過去25年間て最低
この様な記事で更に文春は防衛官僚の覆面座談会と称して、2ページに渡って3人の官僚と記者を交えた会合の様子を掲載。
この座談会では稲田朋美のスーダンの日報問題の判断ミスを皮切りに、省内では稲田朋美は”姫”と呼ばれていることも暴露。
また幹部が稲田朋美に対して、ASEAN防衛相会議の際に地味な服装でお願いしますと進言した際には、服装を指図されたくないと怒られたのだという。
森友問題についても話し合われており、裁判の出廷記録に関しての虚偽答弁を謝罪したが、それも前もって確認をすることを進言した者もいたという。
だが、弁護士としての守秘義務があるから、こちら側からは開示できないし、記憶にないと自信満々であったことも会話されていた。
森友問題では稲田朋美の判断ミスで、記録照会や国会対応に追われることとなり、省内では大ヒンシュクであったという。
ベテランの官僚は過去25年以上、30人以上の大臣に仕えてきたが、史上最低と言い、嵐の様な一年であったと締めくくっている。
おわりに
稲田朋美の辞任を知っていたかの様なタイミングで発刊された週刊文春の暴露記事。
これが全国のコンビニや書店、売店などで一斉に売られた、その日の午後に稲田朋美は辞任の意向を発表しているのだ。
もしかしたら、文春の報じた内容が、辞任の本当の理由である可能性も高いではないだろうか?
かつて、週刊新潮やフライデー、そして週刊文春が事前に政治家たちの不祥事をおさえて、結果的に辞めさせるということがあった。
所詮、ゴシップ誌であるものの、やはり情報を武器にしている巨大メディアはそれだけ力を持っているという証拠であると言えよう。