成宮寛貴とフライデーの争いが、一部、報道機関などを交えて激化している。
コカイン使用疑惑を取りだたされて、真っ向反論する成宮寛貴と所属事務所トップコート。
一方、兼ねてより取材を重ねた結果を誌面に載せたフライデー側の講談社。
実際にフライデーはどの様な報道の仕方をしたのかを検証し、考察していくことにしよう。
フライデーの詳細・成宮寛貴のコカイン使用写真
本日発売のフライデーで成宮寛貴さんのコカイン使用疑惑が報じられており、それに対して全否定のコメントを出していますが…
記事を見る限りでは疑われても仕方ないぐらいの状況だと思いますし、ただ単に全否定するのではなく、まずこれらが何なのかを具体的に説明したほうが良いのではないかと。 pic.twitter.com/0Pv2Kqg77M
— 週間ジャーナリズム@編集部 (@syoan49) 2016年12月2日
フライデーによるスクープは成宮寛貴の友人と思われるA氏という人物からの情報画像提供が元。
成宮寛貴の自宅と思われる室内であり、生活感が溢れる様相を呈した状態が写真から見て取れる。
これだけの写真ならば単純に家飲みしているだけかの様に思われるのだが、フライデーが大きく取り上げたのは以下の点。
テーブル上に置かれたグラスの奥にある写真からすると右にはみ出したようにみえるシート。
シートを上から写した写真が右上の画像。
そこには白い粉がジップロック袋の様なものに入っている、いかにも薬物を連想させる物体が写っている。
フライデーの詳細・成宮寛貴はどの様にコカインを使用したのか?
フライデーが成宮寛貴の友人であるA氏から問題の写真を入手したのは、先月の下旬。
問題の画像が撮られたのは11月9日の午前3時30分頃だったという。
自宅マンションで成宮寛貴はクラブミュージックを大音量で流しながら、A氏と酒をあおりながらくつろいでいたそうだ。
酒もまわりはじめて、ハイな気分になってきた時に、成宮寛貴は例のシートの上にあったコカインをマドラーですくって、それを吸引したという。
フライデーは記事内で以下の様なA氏からのコメントを記載。
まずはクサ(大麻)。ヒロキは空き缶を横に倒してベコッと窪みを作り、細いキリのようなもので穴を空け始めました。そして穴の上に大麻を乗せて火をつけ、缶の中に充満した煙を飲み口から吸い出したんです。慣れている感じでしたね。(中略)クサと一緒に使用していたのが、『ケタミン』でした。ヒロキは『この二つを一緒にヤると効くんだよ』と言っていました
引用:フライデー 2016年12月16日号(発売日・2016/12/2)
A氏のコメントでは”空き缶を横に倒して・・・”の通り、疑惑のコカイン使用写真には、グラスの左側に潰れた空き缶がある様に見える。
フライデーの成宮寛貴のコカイン疑惑を取りただす内容では、専門家の意見も盛り込まれている。
かなり使い慣れてますね。机の上に置かれている潰れた空き缶は、大麻を吸うために自作した道具でしょう。パケに突っ込まれたスプーンも、”プロ”仕様。普通のティースプーンだと大きすぎて計量するのが難しいんです。このサイズが一番コカインをすくいやすい
引用:フライデー 2016年12月16日号(発売日・2016/12/2)
専門家がフライデー側に見せられて、意見を求められた写真はシートの上に置かれた白い粉の袋とスプーンの画像だろう。
が、考えてみると、たったこれだけで成宮寛貴がコカインを使用しているという報道がなされたのだ。
A氏の証言もあるので、これはれっきとした証拠になる様な気もするのだが、あまりにも証拠材料としては納得のいくものではない様に思える。
フライデーとA氏のやり取りとは?
成宮寛貴がコカインを使用しているという証拠というだけでは、前述した解説と写真だけでは納得は出来ないが、フライデーにA氏はこう証言している。
ヒロキといると、すぐ『クスリを買ってきて』と言われる。それが心底イヤだった。そのうえ、彼は僕が恋人であるかのようなウワサを共通の友人に流したんです。そんな根も葉もないことまで言いふらされ、自分の仕事にも影響が出てきて、もう我慢できなくなった。関係を断ち切るために告発に踏み切ったんです
そして、フライデーは成宮寛貴の別の友人の証言ということで、以下の様な記述も掲載。
成宮は”ヤク中”ですよ
引用:フライデー 2016年12月16日号(発売日・2016/12/2)
更にこの別の友人の証言によると、成宮寛貴は六本木や西麻布などのクラブでは素行が悪いといい、とあるクラブのVIPルームでコカインを頼むのだという。
一回で購入するコカインの量は0.4gから0.6g程度であるそうだ。
成宮寛貴はバレるのを恐れて、直接、薬の売人と取引はせずに、別の人間に薬の調達を頼むのだという証言を誌面上で記載。
しかし、この一見、具体的とも言える証言の数々は、A氏の詳細がフライデー側から明確に明らかになっていない限り、易々とは信じられないだろう。
そして、別の友人の証言というのも、どこかリアリティに欠ける気がしないでもない。
成宮寛貴とトップコートの反論
A氏から写真とコカイン吸引や薬物を使用している詳細を得たフライデーは11月末に成宮寛貴に直撃取材を敢行。
当然、成宮寛貴はコカインや大麻、ケタミンなどの違法薬物の使用を全否定し、写真の場所も自宅ではないと、それも否定。
そして、ついに成宮寛貴は所属事務所のトップコートと供に、フライデーを発行する講談社を法的に訴えるという発表をしたわけだ。
この記事の総括
芸能界には違法な薬物が蔓延しているというのは、一般人もよくわかる。
何故なら、薬物で逮捕されている大物歌手や俳優の話題に暇がないからだ。
最近ではASKAの再逮捕もあり、薬物を使用している芸能人などは、ゴシップ誌にとっては、とてもありがたい情報なわけだ。
世間は注目し、それにより発行部数はのびて、潤うからだ。
成宮寛貴は以前にも薬物使用が疑われていたが、Hというイニシャルの候補に挙がっていただけで、今回のフライデーの様にあからさまな疑惑では無かった。
今後、成宮寛貴サイドとフライデー側は、法的に争うことになるのだろうが、真実はいかに・・・。
筆者の意見では、現段階では成宮寛貴に対するフライデーの報道は、いささかフライング気味で真実ではないと感じているが。