日野皓正は世界を股に掛けるトランペット奏者であるが、中学生への暴行コンサートビデオが衝撃的である。
音楽家という者は非常に教え子には厳しいことで知られているが、日野皓正も例外では無かった様だ。
自身の息子や娘にならまだしも他人の子供を躾の意味でのビンタは非常に解せないし後味が悪いと言える。
ここでは問題のコンサートの動画と、そんな日野皓正の息子や娘にもスポットを当ててみよう。
日野皓正について
引用:exblog.jpより
【名前】 日野皓正(ひのてるまさ)
【生年月日】 1942年10月25日
【星座】 さそり座
【年齢】 74歳
【出身地】 東京都
【血液型】 A型
【学歴】 日本ジャズ学校
【所属】 Run Incorporated
【デビュー】 1964年
日野皓正は13歳のころから既にジャズ奏者として注目を集めており、ベルリンにてデビューしジャズ界に新風を巻き起こした。
数多くの海外アーティストとジャズ音楽制作や共演を果たして、日本のジャズをリードするアーティストとして名声をほしいままにする。
2000年には大阪音楽大学の客員教授になり、2004年には紫綬褒章を受章。
だが、2017年8月20日に中学生に対してコンサート中に暴行を加えるという不祥事を起こしており、物議を醸しだしている。
日野皓正の息子はベース・日野賢二
引用:デイリースポーツより
日野皓正の息子はあの伝説のベーシストであるジャコ・パストリアスとも親交のあった日野”JINO”賢二である。
世界を股に掛ける日本を代表するベース奏者であり、音楽プロデューサーとしても活躍している。
父の日野皓正ともコラボレーションをすることもあり、息子として父親を非常に心酔している。
少しでも親孝行できたら。若い人に日野皓正っていうすごいトランペッターがいるんだなって思ってもらえれば。
かつて、供にレコーディングをした際に、父に向けて愛情溢れるコメントをメディアに向けて発言している。
今年で日野皓正の息子である日野”JINO”賢二は49歳となり、見かけとは裏腹に既にベテランの域に達している。
そんな息子は今回の暴行コンサートの一件に何を思うのだろうか・・・。
続いては日野皓正の娘についてみていこう。
日野皓正の娘は日野良美で何と逮捕されている!
日野皓正には息子の他に娘がいるが、弟の賢二の様に音楽家として有名となったわけではない。
実は娘の日野良美(ひのろみ)は犯罪者として、その名前を有名にしてしまったのだ。
当時の報道ニュースが残っているので引用してみよう。
日野皓正(娘)次女良美容疑者を覚せい剤で逮捕世界的なジャズトランペット奏者、日野皓正(66)の次女で無職の日野良美(ろみ)容疑者(37)が14日未明、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで警視庁愛宕署に逮捕された。 愛宕署によると、良美容疑者は14日午前3時30分ごろ、東京都港区浜松町の路上で挙動が不審だったため職務質問されたという。
同署員が任意同行を求め、尿検査を実施したところ、覚せい剤の陽性反応が出たという。良美容疑者は容疑を認めている。
良美容疑者は、女性留置施設がある湾岸署ではなく、原宿署に移送された。現在湾岸署には、同じ覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された酒井法子容疑者が拘置されている。
良美容疑者は99年3月に別の容疑での逮捕歴がある。
97年8月に東京都の国際旅券課で、良美容疑者名義の発給申請書に他人の写真を張り付け、パスポートを不正に取得したとして、旅券法違反の疑いで、暴力団組員らほか3人とともに逮捕されている。
この日、父親の皓正は事件についてコメントしなかった。15日に東京・世田谷パブリックシアターで、ジャズライブを行う予定。
2009年8月15日8時53分
引用:日刊スポーツより
日野皓正の娘は逮捕当時は前科まであるようで、暴力団との繋がりがあったことが分かっている。
現在はどうしているのかは定かではないものの、闇の世界に生きる住人として、父や弟の様に表舞台に立つことはなく、裏の世界で生きているのだろうか?
日野皓正の暴行コンサートの動画がヤバい!
日野皓正の暴行コンサートは日本最強のゴシップ誌・週刊文春と週刊新潮がそろって取り上げている。
週刊新潮がアップロードした日野皓正が中学生に対して指導とは思えぬ行き過ぎた躾は、どうみても理不尽な暴行にしか思えない。
日野皓正に暴行を受けた中学生は世田谷区内の中学生。
世田谷区の教育委員会は2005年から、中学生の音楽指導を日野皓正に依頼しており、中学生の指導にも熱心に取り組んでいた。
しかし、この様な盛り上がっていたコンサートの終盤で、一体、日野皓正とドラムの中学生に何があったのだろうか?
日野皓正はなぜ中学生に暴行を働いたのか?
問題の動画はコンサート終盤のアンコールの時に起きた。
日野皓正はドラムを叩く中学生に近寄り、スティックを奪って立ち去ろうとした。
しかし、中学生はスティック無しで、ジョン・ボーナムの様に素手でドラムをたたき始めた。
その態度に激高した日野皓正は中学生の髪をつかみ左右に振り回した後に、往復ビンタを食らわせたのだ。
日野皓正が何故、これだけ激高したのかの理由は、保護者の証言で明らかになっている。
日野さんは、A君(被害者の中学生)が長々とソロを続けたため、腹を立てたのだと思います。
ジャズには暗黙のルールがあり、それを無視したA君が許せなかったのでしょう。
しかし、相手はプロや弟子ではなく、体験学習の中学生。
しかも観客が見ている前で、いくら何でもやりすぎです。
引用:週刊文春 2017年9月7日号より
実はこのA君は非常にドラムの才能があり、個性的な性格であるのだという。
だからこそ、周りのメンバーと衝突することもあり、以前にも日野皓正には手を上げられていたという。
ちなみにコンサート終了後、A君は日野皓正に謝罪して非を詫びたのだという。
日野皓正は2016年にもステージで激高し客とも喧嘩・・・
2016年に同じ様に中学生バンドによるコンサートが行われた時にも、日野皓正はステージ上で激しく激高していた。
その時は日野皓正が率いるバンドの演奏に対して、客が盛り上がらなかったという。
その時に二階席でみていた【ドリームジャズバンド(中学生バンド)】に向かって、怒り出したのだ。
『一曲終わったら拍手、いい曲には惜しみなく賞賛を表現するのがマナーだ。』
『お前たちも明日、舞台に立つんでしょ?』
『ジャズは楽しいと、周りに示さなくてどうするんだ』
と、コンサート中に説教をはじめたのだが、これに対して観客が説教をする日野皓正に対して
『入場料を払った客の前で、子どもたちを叱るなんて、一体何だ?!』
と立ち上がって発言。
確かにこの観客のいう事は最もであるが、日野皓正はこの観客に反論し応酬したのだという。
おわりに
日野皓正がジャズをこよなく愛して、指導熱心なのは痛いほどよく分かるが、それが時に行き過ぎている気配があると思われる。
日野が生きた昭和の時代と、現在の平成の時代とはジャズの思想や魅力は変わらずとも、人間の常識は変わっているのは明白。
今は今なりの、今の若い世代に合う様な指導方法や精神性が指導者には求められているのだが、どうやらそうではない様子。
だからこそ、この様な不祥事ともいえる事件が起きてしまったといえるのではないだろうか?