大場秀樹はがんへの効能があるとする【いき水】を販売したかどで逮捕。
この商品は全くといっていいほど、がんへの効能がないことが判明している。
大場秀樹の犯行の手口といき水について触れてみよう。
大場秀樹を逮捕!
事件の報道は産経新聞から。
がんの効能をうたった無許可の医薬品を販売したなどとして、警視庁生活環境課は医薬品医療機器法違反(広告、販売、貯蔵)容疑で、埼玉県入間市中神の漢方薬販売「利康」社長、大場秀樹容疑者(65)を逮捕。法人としての同社を書類送検した。生活環境課によると容疑を認めている。
大場容疑者はインターネットで「メカブに含まれる健康成分を濃縮。白血球を活性化」「がんが小さくなった」などとPRして「いき水」を販売。5本セット1万2500円で、平成24年から昨年までで約3500万円を売り上げたとみられる。
1本20ミリリットル入りで、中身は99・89%水だった。さらに2リットルの水で薄めて飲むよう記載されており、客のほとんどが「全く効果を感じなかった」と話したという。大場容疑者はほとんど水と同じ成分だったことについて「原液が100万倍に薄まっている。いい水を知ってほしかった」と話しているが、原液が何かは分かっていないという。
逮捕容疑は昨年1~10月、いき水について医薬品のような効能を広告し、40代の女性4人に販売したなどとしている。
所謂、悪徳水商法というケースであり、最近では比較的に珍しい犯罪になる。
今でもこの様な犯罪の餌食にかかる人間がいることに驚きを隠せない。
大場秀樹の犯行の具体的な手口などをみていこう。
大場秀樹といき水について
大場秀樹はインターネットを利用して、大々的にいき水をオンライン販売していた。
現在、いき水の公式サイトはパスワード制限がかかっており、閲覧不可能な状態。
Amazon内にもいき水を販売しているわけだが、こちらは現在、在庫切れとなっている。
また、大場秀樹は自らを『いき水おじさん』として、アメーバブログ内で集客活動をしていた。
(大場秀樹のアメブロは現在、閉鎖されている)
この様な形でネット上に問題の【いき水】を販売する為の流通を作り上げていたわけだ。
このいき水はWebメディア【健康ジャーナル】にも取材をうけて、取り上げられたことで、更に販売本数が上がっていたようだ。
しかし、その中身は所詮は単なる水。
上記の報道内容から分かるように、がんの効能薬である原液の成分は分からないものであり、100万倍に薄まっているというのは、まるでとんち話のような事実だ。
大場秀樹の顔ならびにFacebookは?
大場秀樹の顔写真画像はテレビニュースなどでも公開されている。
アメブロやSEO(サーチエンジン最適化)集客なども多様しているネットビジネスで生業をしていた為に、Facebookも利用している可能性があるとみて調べてみた。
大場秀樹では同姓同名のユーザーが多数、HITするものの、逮捕された大場秀樹のものと思われるFacebookページは見当たらない。
だが、【いき水本舗】というFacebookページは発見することが出来た。
しかし、画像やタイムライン投稿は一切無い、作っておいて放置されている状態のものであった。
おわりに
大場秀樹はいき水を使ったネットビジネスを続けており、年間にして約900万円もの金を稼いでいた。
そもそも、水というものは普通の市販品のミネラルウォーターでも分かるように、実際には劇的に身体に変化をおよぼすものではない。
特にがんに効くというものは、水だけに限らずにあらゆる要素が絡んでくるものである。
水だけで万事全てが治癒するなんてことは、間違ってもないのだ。
しかし、こうした詐欺紛いの商法に未だにひっかかる人間がいるということは、それだけ健康マニアやがんに困っている人間が多いことの表れでもある。