宜保愛子が久しぶりにテレビメディアに登場する。
既に他界している宜保愛子であるが、その死因には非常に興味深い逸話があるのだ。
それは古くから危険と囁かれ続けている島根の廃墟【かもめ荘】と関係があるとされている。
この逸話の真実を垣間見て、事実を今一度、整理してみよう。
宜保愛子の死因は何であったのか?
宜保愛子は2003年5月6日に入院先の病院で死去している。
死因は胃がんであり、数多くの相談者を癒し、宜保愛子がメディアから姿を消してからも支持をする人間は各地に多く残っていた。
だが、宜保愛子は生前、自らが死んだら密葬にふすように告げていたそうであり、葬儀は故人の意志を尊重して近親者のみで行われたことが分かっている。
この際、非常に心温まるエピソードもあった。
かつてテレビメディアの企画によって、宜保愛子と科学的視点から真っ向から対決した大槻義彦は宜保愛子の死をきいてコメントを残している。
霊感商法等により露骨な金儲けを行うような事は一切なかったところは評価できる。
私は彼女の霊的現象について疑義を持っていろいろと批判、検証はしたが、彼女の人間性や人柄までは否定するつもりは一切なかった。
このことからも宜保愛子が非常に人間的に優れていて、教養もあったことが見て取れる。
宜保愛子が後に一部のメディアや著名人から批判を浴びていても、尚、宜保愛子を信じて支持をしていた人間は、その霊能力よりも人間力についていっていたと言ってもいいのではないだろうか?
宜保愛子の死因とかもめ荘はどんな繋がりがある?
宜保愛子の死因について、ある興味深い噂と憶測が現在、注目を浴びている。
それは宜保愛子が死去する一か月前に、日本屈指の心霊スポットと呼び声の高い【かもめ荘】に赴いていたという噂。
宜保愛子は霊視によって、相談者などの未来を占ったり、守護霊の存在などを感じて、アドバイスをしていたが、悪霊と言われる生きている人間に災いをおよぼす霊を祓うこともしていた。
これを除霊・浄霊といったりするが、宜保愛子は【かもめ荘】を訪れた際には、除霊をすることも敵わずに退散したという。
そして、1か月後に死去したというのだ。
実際には宜保愛子はこの時には既に胃がんにより入院していたのであり、かもめ荘との繋がりはオカルトマニアなどが作った創作であると思われる。
宜保愛子の死因と関係があるとされたかもめ荘は島根に・・・
宜保愛子の死因と関係があるという【かもめ荘】であるが、明らかにこれは事実とそぐわない。
だが、島根県出雲市の古来から伝わるパワースポットと称される【日御碕神社】から車やバイクなどで2~3分の距離にある廃墟。
そこにかもめ荘という建物があるそうで、ここを訪れたものは必ず災いが起きるスポットとして有名なのだ。
ここを訪れて探索した若者たちが、その後、相次いで交通事故や病気にかかり命を落とすと伝えられている。
現在も尚、取り壊されずに存在している【かもめ荘】であるが、中にはこんな噂もある。
取り壊しが行われたことが幾度となくあるが、入った業者の人間たちに立て続けに不幸が起きることから、潰すのも危険と判断されて放置されているのだとか?
実際には所有者が誰なのか?とか、取り壊しの際のコストの問題とかが関係して、現在も放置状態であると思われるが、何にせよ奇妙な建物であることには変わりが無いと言えよう。
おわりに
宜保愛子の死因は胃がんであり、現在、ネットで噂されている島根の【かもめ荘】の数々の怪談とは、繋がりが何もないことが分かった。
だが、【かもめ荘】に限らずに、日本にはこうした奇妙で不可解な建物が、至る所に乱立しているのは何故なのか?
物事の事象には必ず何かしらの因果が関わっている。
そこにはもしかしたら我々が想像を絶する大きな力が働いている所以なのかも知れない。