安藤ハザマという一風変わった社名は、非常に目を引くが日本の準大手ゼネコンだ。
福島第1原発の除染事業を引き受け元であり、それを一次下請けに仕事を流していた。
が、何と詐欺行為を働かせていたということで、大問題になっているのだ。
安藤ハザマについて
安藤ハザマは【株式会社安藤・間(あんどうはざま)】の呼称であり、港区の総合建設会社である。
東証1部に2003年に上場しており、日本の準大手ゼネコンとして名高い優良企業である。
元々は安藤建設と間組というバブル期に隆盛を誇った建設会社が、バブル崩壊の煽りを受けた際に合併して一つの会社になった。
2011年の東日本大震災の際に、福島第1原発で起きたメルトダウン事故による、除染事業を引き受けていた。
安藤ハザマが除染事業時に行ったこととは?
安藤ハザマは除染作業を、1次下請けの会社に仕事を流していたが、その際に作業員の宿泊費の支払いを実費で行っていた。
が、その際、宿泊費の領収書の改竄を、1次下請けに指示したことが浮き彫りになった。
これは国からの予算である除染費を不正に取得する行為以外の何物でもなく、現在、家宅捜索が行われている。
そして、これらの発端は安藤ハザマが指示した1次下請け会社が東京地検に刑事告訴をしたから明るみになったのだ。
要するに子供に反旗を翻されてということなのだろう。
安藤ハザマの一次下請けの社名は?
安藤ハザマは疑惑に対しては謝罪会見を開いている者の、不明瞭な点も多く、今後の捜査が全てを明らかにしてくれるだろう。
これまでにも安藤ハザマは一次下請けの会社に、こうした犯罪を強要していた可能性があり、それに関係者は業にいやしたということだ。
そんな一次下請けの社名は、当然ながら明らかにされていない。
しかし、下請けであっても、安藤ハザマから直接の指示が下されるということは、業界人ならば誰でも聞いたことがある社名であるだろう。
安藤ハザマはこの度のスキャンダルで、信用を地に落とすことが否めないだろう。
が、一次下請けの会社は、親に強要されただけで、被害者といえる立場である。
今後の社運と従事している従業員、そしてその家族のことを考えたら、社名などは絶対に明かせないのは当然のことである。
おわりに
安藤ハザマが除染作業機関に一次下請け会社に行わせたことは、紛れもなく詐欺行為である。
数年に一度は必ずといっていいほどでてくる、大手ゼネコンの金にまつわるスキャンダル。
今回の安藤ハザマの不祥事も、実際には氷山の一角であることは間違いは無く、発覚せずに税金を食い物にする会社は確実に存在しているのだろう。