上田美由紀(うえたみゆき)の死刑が確定した。
かつて日本を震撼させた犯罪者・上田美由紀の画像は印象的にもモンスターそのもの。
生い立ちは壮絶そのものであり、それは子供にまで影響を与えている。
果たして、事件後の現在はどうなっているのかをまとめてみた。
上田美由紀について
#上田美由紀 被告の死刑確定へ 鳥取連続不審死事件で最高裁が上告棄却 https://t.co/y8YOwifytt pic.twitter.com/hUgkQvSbZc
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2017年7月27日
上田美由紀は本名を李美由といい在日韓国人であり、後に日本犯罪史上に名を残す【鳥取連続不審死事件】の首謀者として有名だ。
2009年に鳥取で発覚したこの事件は壮絶な状況の中で、次々と信じられない事態が発覚した。
スナックのホステスを生業としていた上田美由紀の周りで男性6人が次々と不審死を起こした。
これら男性は上田美由紀に個人的にお金を貸しており、これの返済に困ったからの犯行であった。
6人のうち4人の被害者男性は、上田美由紀と男女の関係であったということから、犯行は計画的且つ簡単に行われてしまった。
借りていたお金というのも、約270万円という微々たるものであったが、上田美由紀にとっては大金であったのかも知れない。
犯行は睡眠薬をつかって、男性を無力化してから、水に沈めるというものである。
逮捕後、裁判では一審、二審ともに上告するも棄却されて、2017年7月27日には最高裁も退けられて死刑が確定したのだ。
そんな現在、上田美由紀が当時、どの様な状況下で生活をしていたのかが判明している。
上田美由紀の子供が悲惨そのものである・・・
上田美由紀には当時、5人の子供がいた。
アパートの家賃は25,000円の汲み取り式のトイレという現在では絶滅しているかの様な設備。
狭く古びたアパートに自身と子供5人が生活しており、その部屋の中はゴミ屋敷と化していた。
上田美由紀の部屋にマスコミが潜入した際には、その惨状に絶句し言葉を失っている。
そんな中でどうやって子供5人を育てていたのかと疑問があるわけだが、育児らしいことは何もしていない。
朝にコンビニに行き、おにぎりを20個購入したものを、ただ子供たちに与えていたということだ。
現代人として最低限、もっていなければならない常識は、上田美由紀には無かった。
運転免許を所持しておらずに、無免許で車を運転し、銀行口座も持っていない。
が、障がい者や生活保護受給者を篭絡(ろうらく)してお金を奪うなどをしていた為に、保障や保険などの知識は豊富であった。
まるで本能の赴くままに堕落と凶行を繰り返した上田美由紀の生い立ちそのものもまた悲惨なのだ。
上田美由紀の生い立ちも酷い有様であった
上田美由紀は在日韓国人であり、本名は李美由であると前述した。
父親と母親、五つ歳上の兄と暮らしていた上田美由紀は、母親から酷く子供のころは恫喝されて殴打されていたという。
家族の近所の評判は極めて悪かった。
寡黙な父親は無くなり、叔父が変わりに面倒みていたが、その素行は非常に悪かった。
小中学校と近所の家に勝手に上がりこんでは、盗みを働き物を壊すなどの狼藉ぶりが多かったという。
そんな上田美由紀は同級生から怖がられており、中学時代は所謂、クラスを占めている存在であったそうだ。
だが、それは上田美由紀が凶暴で太刀が悪かった為に、ある意味、煙たがられていただけとも見える。
中学を卒業し、高校に進学するも中退して、工場や事務員の職をするが、長続きせずに退職。
その後、自衛官の男性と結婚し、子供をもうけるが、離婚し生活の為に夜の世界に身を投じた。
そして、【鳥取不審死事件】の犯人となっていったのだった。
地元では非常に札付きのワルとして有名だった上田美由紀。
意外なことに犯人が上田と判明しても、地元に古くからいる人間たちは驚きもしなかったという。
つまり、必ず何かをやらかすと、皆が皆思っていたからということだ。
上田美由紀の子供たちの現在は・・・
上田美由紀の生い立ちは非道と悪行に満ちていたが、そんな環境が彼女をモンスターにしたといっていい。
大人になり子供を5人も抱えながらも、到底、育てきることは出来ずに、安い食べ物を与えるだけの環境しか与えてあげることしか出来なかった。
現在は国によって、上田美由紀の子供たちは保護されているが、その環境で育んでしまった考え方が本来の姿に戻ることは非常に難しいだろう。
親は死刑囚となり、どこか引け目を感じて生きていかなければならない子供たちは、例え国の保護下にあったとしても、非常に辛い現在を生きているのは明白だ。
上田美由紀が逮捕されて、子供たちと引き離されたのは彼らにしてみれば悲劇だったかも知れない。
だが、未来のことを考えれば、正直いってそれで良かったと言えるかもしれない。
何故ならば、子供が一番、影響をうけるものは親であり、意図していなくても親と似ている人生を送ることになるからだ。