須藤弥勒は天才ゴルフ少女と言われ、現在、最も注目されているゴルフ選手だが、注目すべきは他にある。
テレビにも度々、取り上げられる須藤弥勒の耳にはピアスが明けられており、更にはネット上ではその滑舌にも意見があったりする。
父親の須藤憲一の教育の賜物である、須藤弥勒をまとめてみることにしよう。
須藤弥勒について
【名前】 須藤弥勒(すどうみろく)
【生年月日】 非公開
【年齢】 5歳
【出身地】 群馬県太田市
須藤弥勒は2017年7月に開催された【IMGA世界ジュニアゴルフ選手権】の女子の部において、史上最年少で優勝を果たした。
しかも単なる優勝ではなく、2位のゴルフプレイヤーと5打差をつけるという実力の違いを見せつけての優勝であり、この活躍が注目され、現在、天才ゴルフ少女の異名をとっているのだ。
須藤弥勒がゴルフを始めたのは2歳のころであり、父親が玩具のゴルフクラブを与えたのが切欠。
父親が須藤弥勒のゴルフクラブで遊んでいる姿をみて、才能を感じたのが切欠で父親もコーチの指導法やトレーニングの方法などを学んだという。
須藤弥勒のゴルフの実績がスゴイ!
須藤弥勒は注目を浴びたアメリカでの優勝の際、駆け付けたメディアに対して、こんな一言を放っている。
取材の”緊張した?”の問いかけに対して、プロゴルファーでも言わないような”いえ、緊張するのは凡人”という見事な返しをした。
目指している夢が世界一であるとも豪語しているからには、5歳ながらにそのポテンシャルは凄まじいものがあると見て間違いない。
そんな須藤弥勒であるが、ゴルフの実績は、何もマスコミが注目をするようになった7月の大会だけでない。
2015年に開催された全国小学生ゴルフ大会に、小学生でもない3歳の時点で出場を果たして、7位に輝いた。
2017年4月にアメリカ・カリフォルニア州で開催された【IMGA世界ジュニアゴルフ選手権】の前哨戦とも言える大会で優勝。
しかも2位のプレイヤーと31打差もの大差をつけていることから、7月の世界ジュニア選手権の出場権を手にしたのだ。
須藤弥勒のピアスが波紋を投げかけているが・・・
須藤弥勒は試合の時は、両耳にピアスをしているのが分かる。
試合に望む際に、己のモチベーションを上げるための小道具であるということに他ならないが、まだ5歳の須藤弥勒がピアスをしていることに、若干、不快感を示している人間もいるようだ。
なかにはこれはマグネット式のピアスであると、根拠のないことを言っている者もいるようだが、別にどっちでもいいことである。
ゴルフと直接、関係の無いことであっても、普通の子供と同じことをあえてしない。
これがおそらく圧倒的な強さの秘訣であるのは、言うまでもない。
専門的な話になってしまうが、これはセルフイメージというものを下げない為のものであり、同じ世代の子供の常識にとらわれると、その子供たちと同じ結果しか出せなくなってしまう。
コーチである父親が須藤弥勒にピアスを許しているのも、決して彼女のセルフイメージを下げない為の精神的なケアの賜物なのである。
須藤弥勒の滑舌が悪いと評判であるが・・・
須藤弥勒がメディアに登場した際に、ピアスのこともそうだが、同時に滑舌が悪いという意見もあがっている。
ちなみに大人顔負けのゴルフの腕前がある須藤弥勒ではあるが、まだ5歳の少女である。
会話の際に操る語彙も乏しければ、声帯も幼い状態で、乳歯も入れ替わる前であり、滑舌が大人のそれと違うのは当たり前の話である。
ゴルフの腕前が天才的であっても、会話の仕方にも一流を求めてしまうと言うのは、いささか現段階では無理があると感じるが・・・。
須藤弥勒の父親・須藤憲一について
須藤弥勒はゴルフが上手になったのは、父親と家族全員のおかげであるとコメントしている。
兄の桃太郎くんと弟の文殊くんの間に、須藤弥勒がいるという。
そんな彼女を作り上げた人物は、紛れもなく父親の須藤憲一の教育の賜物であると断言できる。
須藤弥勒にゴルフの才能を感じた須藤憲一の職業は実は東京大学の教授である。
大学では仏教を研究し、それを教えており、ゴルフに関しては週末にプレイする程度の素人であった。
が、3年かけて有名ゴルフプレイヤーのフォームを研究した後に須藤弥勒のフォームを確立させたというのだ。
つまり元々がゴルフをしていた人物ではなく、自身も須藤弥勒にゴルフを教えながら、コーチとしてのスキルを磨き続けているのだ。
更に父親は弥勒の才能を伸ばす為に、週3回、アメリカで有名なスポーツ選手を育てることに実績のあるコーチ・オ・ユアンの指導を与えている。
須藤弥勒の父親のトレーニング方法がスゴイ!
更に父親の須藤憲一は弥勒の為に、8500万円もの巨額の費用を投じて、660坪の練習場を自宅に作りあげた。
その練習場で父親が弥勒に与えるトレーニング方法が、常軌を逸しているものである。
目隠しをしてパッティング練習させたり、ゴルフクラブを投げさせたり、ゴルフドライバーでタイヤを叩くなどの、他の子供たちがやらないような練習法をさせている。
しかし、これは非常に理にかなったトレーニング方法といえるのだ。
目隠しパッティングは、所謂、心眼を鍛える為のものであり、ゴルフクラブを投げさせるというのは、自分の力を遠くに伝えるというセンスを養うものである。
またゴルフドライバーでタイヤを叩かさせるというものは、まだ身体の小さい弥勒に負担を与えない様に身体の強さの基礎となる背筋をつけさせるものだ。
これらのメニューを取り入れながら、毎日、10時間、親子二人三脚で汗水流しているのだという。
須藤弥勒の母親もスゴイ人
須藤弥勒の母親も実はスポーツ選手。
名前は須藤みゆきさんといい、小学生の時は毎年、フィギュアスケートの県大会で優勝をしたという、驚異的な記録を残している。
現在はスポーツではなく、ピアノの教師をしているという母親の力も実は須藤弥勒のゴルフの実力に反映されている。
ゴルフとの練習とは別に須藤弥勒は母親の指導のもとで、トランポリンにのったり、ピアノを弾いているのだという。
トランポリンによって、体幹トレーニングを行い、リズム感を養うためにピアノの練習も課しているということだ。
体幹もリズムもどれもスポーツには欠かすことの出来ない感覚である。
おわりに
須藤弥勒のゴルフの強さには、父親と母親の絶え間ない指導があったことは間違いない様子。
夢は伝説の世界一のゴルフ選手になることと豪語しているのも、父親の須藤憲一のメンタルトレーニングの賜物でもあり、ゴルフの練習だけではない努力が垣間見える。
おそらく、今後も圧倒的な結果を出し続けて、世界中の幼き選手から標的になると思われる須藤弥勒であるが、実に将来が楽しみな少女であるといえよう。