吉本新喜劇の役者である中山美保が死去。
その死因は非常に苦しかったものであると感じるが、現在はかねてより往年のファンが知りたがっていた病名も明かされている。
中山美保の経歴などと供に、死因の詳細についても触れてみよう。
中山美保について
【名前】 中山美保(なかやまみほ)
【生年月日】 1938年2月13日
【星座】 みずがめ座
【享年】 78歳
【出身地】 徳島県徳島市
【血液型】 O型
【学歴】 プール学院高等学校
【所属】 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
【デビュー】 1967年
中山美保は海外で仕事をする父親の都合で幼い頃はインドネシア・ジャワ島で育ったという。
その為、日本人でありながら、日本語が喋れずにいたのだという。
ジャワ島の近所の人間からは【ノニー】という愛称で呼ばれていたという。
日本に帰国後、高校卒業後は、アカデミー芸術学院に入り、芸能事務所・中田プロダクションに所属。
千日前の大阪劇場の専属女優として活動後、コメディアンとして出演したが、その美しさと相まってブレイク。
その後、吉本新喜劇に出演するようになり、看板ヒロインの座についたのだ。
2016年に他界した『たつじい』の愛称で、親しまれた吉本新喜劇の重鎮・井上竜夫とも親しく、度々、共演する仲であった。
2009年12月に吉本新喜劇の舞台に出演後、体調を崩したのちに、舞台から遠のき、その病名を気にするファンが多かったわけだが・・・。
中山美保の死去と病名について
中山美保が死去したのは、2017年2月7日と公表されるまでには、かなりの開きがある。
死去した病院は大阪市内の病院であり、葬儀は近親者のみで済ませていると報道されている。
中山美保が2009年に体調を崩してから、吉本新喜劇の舞台から退いたが、実はその病名は【再生不良性貧血】という難病であったのだという。
この病気は骨髄内にある血液の元なる造血幹細胞が減少していく奇病であり、赤血球や白血球と血小板が減っていくものだ。
再生不良性貧血が発症する原因であるが、これもまた厄介だ。
未知のウイルス感染、あるいは薬剤や環境因子によって引き起こされるとされており、造血幹細胞の免疫反応が過剰に誘導されて、造血幹細胞が増殖出来なくなることで発症するとされている。
またこの病気にも、重症度分類がされており、ステージ1から5の値がつけられている。
中山美保のステージまでは公表されていなかったものの、2009年から表舞台から姿を消して、2017年に復帰することなく死去している為に、相当、重かったのであろう。
中山美保の死因が悲惨すぎる・・・
中山美保の死因は報道によると【肺血種】による、呼吸困難であると報道。
呼吸困難で死去というのは、その最期は非常に本人は苦しかったであろう。
せめて最期くらいは楽にと関係者の誰もがそう思ったであろうが、あまりにも悲惨な終わり方であったと思える。
死因の肺血種は、その名の通り、肺に異常を起こさせるものであり、呼吸もままならない状態となる。
肺血種の原因は前述した病名【再生不良性貧血】が引き起こしたものであるが、非常に気の毒な末路に同情するところだ。
おわりに
中山美保の華々しい女優・芸人としての活躍を知るものは、若い世代には殆どいないだろう。
しかし、昭和の吉本新喜劇を支え続けた重鎮の一人でもあり、当時では珍しい芸人でありながら素晴らしい美貌を誇る女性だったのだ。
苦しい死去を遂げ、その病名と死因にはどこか過酷さを感じるものであったが、今はただ中山美保のご冥福を心より願いたい。