砂川啓介はご存知の通り、声優界の大御所であった大山のぶ代の旦那。
彼もまたがんを患っており、それが切欠で嫁を老人ホームに入所させたと有名だ。
子供もなく現在は孤高の芸能活動を行っている。
どこか他のベテラン俳優にはない雰囲気がある砂川啓介のがん闘病と子供に関して触れてみよう。
砂川啓介とは?
砂川啓介の本名は山下啓一といい、2016年現在は79歳。
1937年2月12日に東京都で生まれ、高校生の頃には既に映画デビューをしていた。
高校卒業後は本格的に演技を学ぶために、江口舞踊研究所に入所するなどして、基礎力を身につけた。
1961年にNHKのたいそうのお兄さんでブレイクし、1964年にテレビ番組で共演した大山のぶ代と結婚した。
その後はパーソナリティとしても活躍し、俳優やタレント、司会を経験し、現在は演出家やラジオパーソナリティー、講演などをして活動している。
砂川啓介のがんを克服していた一人
嫁の大山のぶ代のことが大きく取りだたされているが、実は砂川啓介も大病を患っていた過去がある。
2013年2月に人間ドックの定期検診にいった砂川啓介は、自分の胃の上部に悪性腫瘍があることを知らされる。
早期発見の初期の胃がんだったが、担当医師からは切除することを勧められた為に、手術をする決意を固めた。
この手術は早期発見の胃がんであったが、何と7時間に及ぶ大手術だったそうだ。
その後、2016年には尿管がんが発見されたことが切欠で、嫁の大山のぶ代を老人ホームに入居させるという苦渋の決断をした。
現在、砂川啓介の尿管がんは小康を保っているようだが、やはりがんと闘病しながら、タレント活動を続けて、嫁の介護までするというのは無理があるだろう。
勇気ある決断だったと個人的には思うが。
砂川啓介の子供
砂川啓介と大山のぶ代の間には、子供がいなかったわけではない。
実際には子供は2人もうけて、いずれも女の子であったが、長女は死産であり、次女は未熟児として生まれた。
次女は未熟児であると供に、先天性の心臓の疾患があり、生後3ヶ月で亡くなっているのだ。
長女と次女が供に早くに亡くなっていることから、砂川啓介と大山のぶ代は以降、子供をつくろうとは思わなくなったそうだ。
仕事も順調、夫婦仲も円満であるが、子供に恵まれないという夫婦は、結構、日本中には多くいる。
砂川啓介と大山のぶ代もその例に入っていたということであり、天はやはり二物を与えてはくれないものである。
切なく感じるエピソードだ。
まとめ
砂川啓介は長年連れ添った大山のぶ代の病気を告白し、老人ホームへ入れる決断をしたことで話題になった。
そして、本人は今もまだがんと闘っている。
子供に先立たれて、嫁の大山のぶ代は傍にいない。
だが、まだ生涯現役を貫く気持ちが如実に出ている砂川啓介の今後の活躍を期待していこう。