稲川淳二には子供が2人おり、長男は俳優の稲川貴洋であることは、ファンの間では有名だ。
しかし、実は次男は稲川本人も語っている様に、重度の障害を持っており、残念ながら死去している。
かつては稲川淳二の嫁である尚子夫人がつづった書籍では、次男が主人公である。
そんな背景と問題の書籍の画像と供に見ていきましょう。
稲川淳二の次男について
稲川淳二は1977年に元モデルの尚子氏と結婚し、同年に長男の貴洋が生まれた。
その後、1986年に次男の由輝が生誕したが、先天性の異常を持っていた。
クルーゾン病という頭蓋骨の奇形であり、そのことから、呼吸障害や発話能力も乏しいものであった。
稲川淳二の次男の障害は更に酷く、視覚と聴覚や知能障害も併発していた。
当時はクルーゾン病は15歳辺りで寿命が尽きると言われていたようであり、次男の為や自分たちもショックの為に、あらぬことを考えたこともあると後に語っている。
稲川淳二は次男の死去をかつて望んでいた・・・
生後4か月目で手術をしなければならない次男。
クルーゾン病が発症しているならば、長くは一緒にいれないと考え、早く死去してしまうならば、いっそ手術中に死んでくれたらと考えたこともあったそうだ。
実際に病室で誰もいないときに、手を鼻にのばして窒息させようとも思ったそうだが、そこで手の震えが起きて出来なかったという。
しかし、手術が終わってから幼い次男が一生懸命に呼吸しているのを見て、一生懸命、病気と闘っていると悟った。
そして自分が間違っていることを真の底から自覚して、大声で次男の名前を叫んで
俺はお前の父ちゃんだぞ!
と、言ったという過去を告白していたのだ。
稲川淳二の次男は既に死去している
稲川淳二の次男である貴洋は残念ながら現在は死去している。
前述したがクルーゾン病を患って生まれてきた子供は10代半ばで死去するというのが言われていた。
ところが亡くなったのは2013年4月であり、27歳まで生き続けたのだ。
2001年には稲川淳二の所属事務所の社長であり、嫁である尚子夫人が次男の由輝との生活をつづった手記を刊行。
まどか出版から発売された【ママと呼んで! 由くん】は、おそらくは世間の誰もが壮絶な内容を想像しているだろう。
ところが内容は稲川尚子自身が凄く明るく次男の由輝との生活を堂々と書いていて、悲壮感がまるでない内容であるそうだ。
本の表紙に次男の由輝の画像を使うあたりも、キャッチフレーズに嘘偽りが無く、真実をありのままに書いているという気概すら見て取れる。
それに加えて、稲川尚子夫人が何事にも動じない肝っ玉お母さんであったことも伺わせる記述も多々あるのだ。
おわりに
稲川淳二の次男が既に死去しているというのは、実はあまり知られていないようだ。
だが、幾多の苦難を乗り越えて、素晴らしい生き様を残して旅立たれた次男の由輝の画像は全く違和感がない様に感じる。
重度の障害を抱えながらも、27歳という年齢まで生きれたのも、稲川淳二と稲川尚子の絶大な愛情と、本人が生きていて幸せであると感じていたからでは無いだろうか?